加州下院は26日、市民権のない合法移民も陪審員に選ばれる権利を認める法案を可決。上院での審議にかけられることになった。今後上院で可決され、ジェリー・ブラウン州知事が署名した場合、全米で初となるが、共和党議員をはじめ、市民からの反発は必至だ。
 同案(AB1401)を提案したのは、ボブ・ウィエコウスキ議員(民主・フレモント)で、合法移民に米国社会とのかかわりをもつ機会を与えるだけでなく、陪審員を務められる十分な適任者を確保することを目的としている。
 上院はこの日、45対26で同案を可決。反対票の大多数は共和党議員によるものだった。反対票を投じたロッキー・チャベス議員(共和・オーシャンサイド)は、同案は非市民にとっても、運命を決定される被告にとっても公平ではないと反対。「居住外国人は、アメリカ市民になる責任を必ずしも求めていないかもしれない。アメリカ市民として同じ文化を理解していない人に審理されるのは、被告にとって正しいこととは思えない」と反発した。

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