
サマーピクニックに集まった宮城県人会のメンバーと来賓

食後のミニ運動会を満喫する会員ら
同会は2006年、21年ぶりにピクニックを再開して以来、ピクニックは子どもたちをはじめ、3世代がそろって楽しめるイベントとして会員の間で定着。子どもや孫といった若者世代が積極的に準備を手伝うなどし、ピクニックを毎年盛り上げている。
会場には、今年で5年目を迎える2世週祭のLA七夕祭りに出品する七夕飾りの一部が掲げられ、会員の多くが写真を撮るなど楽しんだ。
LA七夕祭りの発起人でもある米澤会長によると、今年は4月から七夕飾りの準備を始めたといい、制作過程で会員同士の絆も深まっているという。また、南加各地のコミュニティーセンターなどでもワークショップを開き、飾りの作り方のみならず、七夕を知らない子どもたちにその歴史やストーリーを分かりやすく伝えている。
今年は、子どもたちに人気のあるアンパンマンや、伝統工芸のこけしなど、カラフルでデザイン性の高い17、8個を県人会から出品する予定という。
浅野和夫さんの司会で始まったピクニックであいさつに立った米澤会長は、県庁関係者から聞いた話をもとに、宮城県の現状を説明。がれき撤去作業も来年には終了する予定で、漁業をはじめ復興も少しずつではあるが進んでいると会員に報告した。
また、2011年3月の震災発生以来県人会で始めた義援金集め運動は現在も続いており、今までに計17万ドルを県庁に寄付している。米澤会長は、多くの人の理解と協力にあらためて感謝の言葉を述べた。
バーベキューや会員手作りの食事を楽しんだ後は、大人から子どもまでが楽しめるミニ運動会で盛り上がり、冷たいかき氷を満喫した。
【中村良子、写真も】