おいしそうな不健康食品

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 先日ネットで面白い記事を見つけた。某ファストフード店の「ビッグキャッチ」というスペシャルメニューは多量のトランスファットと塩を使用しているとかでThe Center of Science in the Public Interest(CSPI)という団体が訴訟を起こすとか起こしたとか。
 この団体、あちこちで同じような訴訟を起こしているようだ。いわく、世間の人たちの健康を守るのが使命だとか。確かに含有量をみてみると、1食のスペシャルに33グラムのオイルを含んでいる。全米ハートアソシエーションによると、トランスファットの摂取許容量は1日2グラム以下とか、なるほどすごい。
 その部分だけを読めばCSPIの言い分もごもっともだが、それに対する読者の反応がまた面白い。大体においてCSPIをこきおろしている。いわく「また彼らか。食べたいものを食べさせてよ」「毎日食べるわけじゃなし」「とても美味しいのだ」。「この記事ではじめて知った。食べに行こう」というのまである。CSPIに反対の意見がおおよそ70%かそれ以上、多分ジョークの一種なのだろう。「Super Size Me」という映画、個人的にはこれもアメリカ人特有のジョークだと思っている。
 以前あったハンバーガー訴訟。子どもに毎日ハンバーガー、フライ、ソーダを与え、「子どもが不健康になったのはハンバーガー店のせい」。食べさせた親は知っているべきことを無視していたのに、「カロリー値が店内に表示されていなかった」とかで勝訴。訴えるが勝ちの典型例だが、裁判沙汰にするようなことじゃないだろう。
 でんぷん質のパンにひき肉のかたまりとチーズ、野菜は申し訳程度でこれにソーダとフライを足せばどうなるか、小学生でも分かることだ。なんせ娘が小学校の授業で「食事のピラミッド」をちゃんと教わっていたもの。
 ファストフードを食べるかどうかは個人の「責任」。不健康になりたくなければ避ければいい。
 とはいうものの、食べてみたいな、この「ビッグキャッチ」。【徳永憲治】

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