万灯会で先祖に感謝:櫓囲み輪になって盆踊り

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万灯会の提灯の下で、先祖に見守られながら盆踊りを楽しむ参加者

 小東京の東本願寺ロサンゼルス別院は7月28、29の両日、盆祭りを催し大勢の人出で盛況を極めた。万灯会を営んで先祖に感謝するとともに、盆踊りは参加者が輪になって踊り、54回目の伝統の祭りを飾った。
 東本願寺の盆祭りといえば「万灯会」。同別院は1976年に同所に移転し、翌77年の盆祭りから万灯会を開いている。万灯会は、当時の輪番のたっての願いで「ひと時でもいいので、お盆の意味を知ってもらいたい」と始まった。

息の合った太鼓演奏を披露する子どもたち

 小東京のお盆の風物詩となった万灯会の約350個の提灯が、境内の中央に設置された櫓から八方に吊るされ会場を彩った。伊東憲昭輪番と開教使が、法要を英語と日本語で行い、故人を仏教の先達として敬うことを説明した。説法を聞いた参加者は、静かに手を合わせ先祖に思いを馳せていた。
 伊東輪番によると、仏教では灯火が知恵を表し、灯すことにより人は目覚め、悟りが開かれ、真実が見えると説く。それぞれの灯火は、先祖が照らし知恵を与えてくれるといい「お盆や初盆には、先祖が何を願っているのか教えてもらって、いきいきした有意義な人生を送ってもらいたい」と希望した。
 日本食や子ども向けゲームの模擬店が並び、室内ではビンゴなどで盛り上がった。エンターテインメントでは、太鼓演奏、フラダンスのほか、ジューン・クラモトさんによる琴演奏や藤間勘勢社中の日本舞踊など演技もありイベントに花を添えた。夕暮れ時になると、どこからともなく浴衣や法被姿の参加者がやって来て櫓を囲み、4重、5重の輪を作り盆踊りが始まり、祭りは最高潮に達した。【永田潤、写真も】

万灯会の法要を営む伊東憲昭輪番(写真右の右端)と開教使

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