国際交流基金:教員12人、全米各地へ

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今年の参加者の活躍に期待する2期生や関係者たち

 国際交流基金が主催し米国8州12都市の初中等教育機関の日本語クラスに日本人のティーチングアシスタント(TA)を派遣する「J-LEAP(ジェイ・リープ)」プログラムの今年の参加者12人が2日、ロサンゼルスに到着した。3日には受入機関スーパーバイザーや同プログラム2期生も加わり、同基金のロサンゼルス事務所で壮行会が行われ、これから各地で日本語教育の普及に努める若手教員たちの出発を祝った。
 同プログラムは日米の若者交流の強化を目的に2011年から行われ、今年で3回目を迎える。参加者は2年間、主担当の教師の指導の下、TAとして授業に参加し、米国の教育現場で日本語や日本文化の理解促進を図る。


「米国での日本語教育の発展に貢献したい」と意気込む今年の参加者の岡本拓さん

 今年の参加者のひとりでワシントン州レッドモンド高校に配属される岡本拓さんは米国で日本語を教えるのが長年の夢だったという。
 大学時代に米国に留学した際、日本語を教える機会があったがうまく教えられず歯がゆい思いをした。卒業後はレストランチェーンの海外事業部に勤務するが同プログラムの存在を知り、一念発起。夢の実現への切符を手に入れた。
 「自分を通して日本を好きになってくれる生徒が一人でも多く増え、将来日米の懸け橋となるような人材が育ってくれたら嬉しい」と語る。同プログラム終了後は日本語教師になるため米国の大学院に進学することを希望している。
 同プログラム2期生の山田智恵子さんが赴任するコネティカット州マロニー小学校はマグネットスクールで日本語が必須科目。教科書がなく、主担当の教師とともに日々試行錯誤しながら授業を作り上げているという。
 「子どもたちに浴衣を着せ夏祭りや盆踊りを楽しんでもらい、日本の伝統行事を教えながら日本語を学べる環境作りを心掛けている」と話す。将来は在日外国人など、日本にいても日本語を話す機会が少ない子どもたちに日本語を教えていきたいと意気込む。
 参加者は日本語教師の経験がない人など、その経歴もさまざま。応募資格は35歳未満で4年制大学卒業以上の学歴があること。大学で日本語教育を専攻して修了しているか、日本語教育能力検定試験の合格者、または日本語教師養成講座(420時間)を修了しているなど、日本語教育の基礎的な知識を有していることなどが求められる。
 一行は8日まで当地で研修を受け、9日に全米各地の配属先に出発する。【吉田純子、写真も】

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