日系コミュニティーラジオ:10周年祝賀会を開催

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10周年を記念し乾杯する平山さん(左)と、二人三脚でラジオ放送を支えてきた夫の安正さん

10周年を記念し乾杯する平山さん(左)と、二人三脚でラジオ放送を支えてきた夫の安正さん

 イングルウッド市の1460AMラジオから放送している日本語放送「日系コミュニティーラジオ(平山裕子代表)」が15日、プログラム開始から10年を記念して祝賀昼餐会を小東京のミヤコホテルで開催した。番組出演者やスポンサーなどおよそ60人が集い、日本語で情報発信を続ける同代表の尽力をたたえた。
平山さんは満州で生まれ終戦の翌年に日本に帰国、熊本県で育った。高校卒業後1958年に熊本放送に入社し、同局初の女性アナウンサーとして活躍した。
夫の安正さんと結婚後、70年に米国に渡り、その後、安正さんの仕事の関係で世界各国を転々とした。その後、米国に戻り、ロサンゼルスで日本語放送の草分け的存在のラジオ、テレビ放送局「アサヒホームキャスト」や、ハリウッドを拠点とする日本語テレビ放送局「UTB」でアナウンサーを務めた。
2002年9月には同ラジオ放送を開始。放送時間は毎週日曜日の正午から1時までの1時間で、コミュニティーニュースや音楽、朗読などのプログラムを組み、同局の代表としてだけでなく、アナウンサーやディレクターとしての役割もすべてこなしてきた。
「聞いた後、何かを考えさせられるような番組作りを心掛けている」という平山さんは「リスナーやスポンサーをはじめ皆さんのおかげで今日まで続けることができました。これからもコミュニティーの人に役立つような情報を発信し続けたいです」とあいさつした。
本来なら昨年が10周年だったが今年やっと祝賀会を開催する運びとなったことを喜び、多くの人からの支援に感謝の意を表した。
スポンサーへの感謝状の授与、昼食の後は、ロサンゼルス在住のノンフィクション作家の飯沼信子さんが著書「野口英世の妻」とアドレナリンを発見した「高峰譲吉とその妻」の生涯をスライドとともに紹介する講演会が行われた。
同書の中から平山さんが特に心に残った箇所を読む朗読会も行われ、集まった人は平山さんの口から発せられる2人の偉大な日本人の物語を静かに聞き入っていた。【吉田純子、写真も】

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