今年も余すところ11カ月

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 昨年の大晦日から続いている、いかにもシカゴらしい悪天候が、よほどこの街が気に入ったようで居座っています。
 その間2、3日はカ氏35度とか38度とかの日もあり、雪や氷が解け始めて気を緩めた途端に結構な量の積雪があり、雪が止めば体感気温マイナス20度30度に逆戻り。
 夏は犯罪が多いなどというけれど、歳が明けてこの寒さの中でも、犯罪が影を潜める様子はない。ショッピングモールや学校で射殺事件が相次ぎ、医療用とはいうものの、マリファナが自由に買える州もあれば、イリノイ州では銃の購入がさらに簡単になりました。米国ライフル・アソシエーションあたりから政治家に立派なお歳暮でも届いたのでしょう。
 2年後の大統領選挙に向けてロビイストの活動が活発になってきたようです。
 麻薬にしても、銃器にしても、これまで必死でくい止めようとしていたことを、恩恵を受ける一部のグループのためにいとも簡単に手放して、「市民の良識に委ねる」というような形で、責任転嫁されてしまいます。私のような無知な市民には、これで犯罪が減るとはとても思えないのですが。
 オバマケアのスタートが悪かったせいか、大統領の人気も低迷したまま。日本でできた国民皆保険がどうしてこの国でできないのだろうと、単純に疑問に思っていたのですが、長い間個人主義が大切にされてきただけに、みんな「整列」も「前に倣え」もなかなかできないようです。
 希望に燃えた新年を心弾ませて迎えたはずなのですが、降り積む雪を一日に3度も4度も掻き、着膨れて出勤し、犬にもブーツを履かせて雪に足を取られながら近所を一回りすれば、弾むのは心にあらず息ばかり。暖かい南カリフォルニア在住の読者の皆さんには分からない北国の冬の暮らし…ではありますが、それだけに春の到来は格別で、小さな木の芽の膨らみでさえうれしいものです。
 新年早々愚痴ばかりで申し訳ありません。早いもので、今年も余すところ(?)11カ月となりました。一日一日を大切に、文句のありったけを言いながら過ごすつもりです。
「春よ来い、早く来い」【川口加代子】

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