南加福岡県人会:次世代の若者に奨学金授与

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各自が持参し、テーブル一面に並べられたごちそうを選ぶ会員家族

各自が持参し、テーブル一面に並べられたごちそうを選ぶ会員家族

 南加福岡県人会(宗伸之会長)は19日、同婦人会、福岡青壮年会と3団体合同でブエナパーク市のジョージ・ベリスパークで夏恒例のピクニックを開催した。会員家族およそ200人が集まる中、奨学金授与式をはじめ運動会、カラオケ、ラッフル抽選会などが行われ、会員各自持参したごちそうに舌鼓を打ちながら交流を深めた。

 前日の雨がうそのように晴れわたった当日、宗会長は今年も多くの会員の参加を喜ぶとともに、来年メキシコシティーで開催される海外福岡県人会の世界大会について言及。世界各国の同県の県人会メンバーが参加する大会に「ぜひみんなで行けるよう頑張りたい」と意気込んだ。
 昼食の時間が近づくとともに、辺り一面に広がる焼きそばとバーベキューの香ばしい香り、テーブル一面に並んだごちそうを前に、会員たちの表情もほころぶ。
 ごちそうの調理をはじめ、ピクニックの運営はすべて会員がボランティアとして手伝い、年に一度のイベントを盛り上げる。こうした団結力の良さが同会の自慢だと宗会長は話す。
 3年に1度行われ、およそ600人が集結する海外福岡県人会の世界大会でも課題となるのは「若い世代の参加」。同会は毎年、同県主催の県費留学プログラムと、11歳の同会メンバーを対象とした短期留学プログラムの選考に携わるほか、同会からも大学進学予定者への奨学金制度を設け、若い世代の増員に努めている。しかし、プログラム修了後、継続して同会のイベントに参加する若者は少ないという。

 奨学金を手渡す宗会長(右)と今年授与された赤石明美さん


奨学金を手渡す宗会長(右)と今年授与された赤石明美さん

 「県人会からの後押しで留学できたことに感謝したい」。ピクニック会場で行われていた運動会を取り仕切る金川龍介さんは県費留学生として九州大学に1年間留学した。現在はカリフォルニア州立ポリテクニック大学ポモナ校に通う。「日本で過ごした日々は僕の財産。これから続く若者にも日本で素晴らしい経験をしてほしい」。宗会長の話によると金川さんの日本での努力が認められ、今年から県費留学生の人員がそれまでの1人から2人に増えた。「日英両語を話せるので、これからも県人会の活動に貢献していきたい」と力を込めた。
 今年奨学金を授与されたのは、赤石明美さん(18)。サウストーレンス高校を卒業し、創価大学に進学予定だ。「大学に入学したらリベラルアーツを勉強し、将来は人の役に立つ仕事がしたいです」と抱負を語り、奨学金500ドルを受けとった。【吉田純子、写真も】

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