黒人差別反対グループ:LA市長取り囲む

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 ロサンゼルス市南西のジェファーソン・パークにあるホルマン・ユナイテッド・メソジスト教会で19日、市民との質疑応答セッションに臨んだロサンゼルス市のエリック・ガーセッティー市長に対し、黒人への差別反対を訴える活動グループ「Black Lives Matter Los Angeles」のメンバーらが、同市長を取り囲み、スピーチを中断する事態が発生した。

 Black Lives Matterのメンバーは昨年8月11日、サウスロサンゼルス地区で黒人青年イゼル・フォードさん(当時25歳)が、LAPDの警官に銃で打たれ死亡する事件が発生した直後から、抗議デモを行ってきた。
 当局の調べによると、フォードさんは警官の職務質問を無視し、警官と取っ組み合いになり、警官から拳銃を奪おうとしたため、そばにいた別の警官が発砲し、死亡したという。遺族によるとフォードさんには精神障害があったという。
 武装していなかったフォードさんを警官が射殺したことを受け、Black Lives Matterのメンバーらは抗議デモを続けてきた。今年6月には市長公邸前にテントを張り、泊まり込みの抗議デモを行い、LAPDのチャーリー・ベック署長の解任を求めてきた。
 質疑応答セッションで講演をしていた同市長に対し、Black Lives Matterのメンバーらはスピーチをさえぎり、抗議する事態へと発展。警備員に守られ会場を後にする同市長に対し、抗議者らは市長が乗っている車の周りを取り囲み、「Black Lives Matter(黒人の命は大切だ)」と訴え、LAPDのチャーリー・ベック署長の解任を求めた。
 LAPDによると会場にはおよそ400人の市民が集まっており、うち30人ほどが講演を中断し、市長を取り囲んだという。今回の一件に関して逮捕者や負傷者は報告されていない。

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