3時間におよぶカーチェイスの末、警察に取り囲まれた犯人の車(黒色の車)
3時間におよぶカーチェイスの末、警察に取り囲まれた犯人の車(黒色の車)

 殺人未遂の容疑で指名手配されていた男が5日午後6時半頃、フリーウエー#91で警察とカーチェイスを繰り広げた。およそ3時間におよぶカーチェイスの末、男は逮捕されたが、現場付近は交通渋滞が起こり、帰宅ラッシュの交通網に影響がでた。【吉田純子】

 ロサンゼルス郡シェリフ局によると、カーチェイスが始まったのはコンプトン付近のフリーウエー#91東方向車線。男の身元は公表されていないが、5月2日にサウス・ロサンゼルスで発生した事件で殺人未遂の容疑で指名手配されていた。
 男は黒色のメルセデス・ベンツでフリーウエー#91を走行中に警察からの追跡を受け、パトカーから逃れようと、走行中の車数台と衝突しながらフリーウエー#91を暴走した。
 男はその後も逃走を続け、LA郡からオレンジ郡を通過し、リバーサイド郡まで走行。
 午後9時45分頃、先回りした警官が車のタイヤをパンクさせるためのトゲが付いた装置「スパイク・ストリップ」を車道に仕掛け、まもなく容疑者の車はコロナ付近で走行不能となり、出動していたアナハイム市警察の特殊部隊(SWAT)により身柄を拘束された。
 当局によると、車の中には容疑者の男のほか、3人の男が同乗していたという。事件発生時、フリーウエー#91はコロナ市のグリーン・リバー・ロード付近で両車線とも閉鎖され、大渋滞が発生したが、午後10時半頃には閉鎖が解除された。

Leave a comment

Your email address will not be published. Required fields are marked *