アメフトを見に行こう

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 アメフト(アメリカン・フットボール)のシーズンたけなわだ。アメフトにはプロリーグ(NFL)や大学リーグなどがあり、世論調査によるとアメリカ人が観戦を好むスポーツ中継の半分近くを占めるという。私も試合のルールなどそれほど詳しくないが、その躍動感と迫力には圧倒される。
 私がこのロサンゼルスへ日本企業の駐在員として赴任したのは30年ほど前だったが、私の上司の社長(日本人)は会社を訪問する日本からの来客から、「この近くで、もっともアメリカらしいと感じる場所はどこへ行けば見られますか?」と問われると、いつも次の3カ所をあげていた。それは(1)ロングビーチ港にある大型木造飛行艇(Spruce Goose)(2)ラスベガス体験(3)アメフトの試合の観戦だった。
 (1)の「スプルース・グース」とは、第二次大戦終了直後に製作され、実際に試験飛行で飛んだ超大型の飛行艇で、現在はオレゴン州へ移されているが、とにかく大きく、翼幅は今のジャンボ機よりも長いのだ。アメリカ人の気質のひとつである『大きいことはいいことだ』ということがよくわかるという意味だ。(2)ラスベガスはいわずと知れたカジノ、エンターテインメントの街で、ここではすべては『マネー』が優先し、モノをいうことを知る。
 そして(3)のアメフト観戦だが、これはド派手でいかにもアメリカ生まれのスポーツといえ、さらにクオーターバック(QB)というポジションがチームの司令塔となり、試合中、冷静な判断力、正確なパス能力、チームを引っ張るリーダーシップが強く求められ、アメリカの企業でいえばCEO(最高経営責任者)に相当する。アメリカではQBやCEOという実践的で強いリーダーが必要だということなのだ。
 右記3要件のうち(1)のスプルース・グースはすでにロングビーチ港にはないので見に行くには大変だろう。(2)のラスベガスはどなたもご存知だろう。もうひとつ(3)のアメフト観戦については、まだだったら、アメリカを知る意味でも、この時期に機会を作ってぜひ実行してみてはいかがだろうか。
【河合将介】

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