ソルバングで撮影会:被写体求め、作品づくり

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日系パイオニアセンター写真教室

デンマーク村で、風車をバックに集合写真に納まる生徒たちと、岡田(左端)、緒方義親(右端)の両講師

 日系パイオニアセンターの教育プログラム「基礎の写真教室」は6月25日、野外撮影会を催した。生徒ら20人がソルバングを訪れ、デンマーク村とワイナリーで被写体を求め、作品づくりに努めた。

薄暗いワイナリー内で、スローシャッターを使ってワイン樽の撮影を試みる生徒たち

 一行はまず、ワイナリーに立ち寄り、工場内のツアーを回った。室内は薄暗く、フラッシュ撮影が禁止される中、ISO感度を上げ、難しいスローシャッターで対応。カメラがブレないように脇を締めて写し、クラスで学んだ基本を忠実に実行した。屋外に出ては、ぶどう園で実と葉の接写に加え、畑全体を撮るなど表現の幅を広げた。試飲中は、4種類の銘柄を飲み比べながらも、ボトルとグラスをそれぞれ単体で、また両方を重ねて撮ったり、仲間の飲む様子を撮り合うなど、本分を果たしていた。
 デンマーク村では、観光用の乗合馬車や風車、洋風の茅葺き屋根など要所を押えた。メインの被写体は、単に中央で捉えるのではなく、道を歩く観光客や建物、木などを前景、あるいは背景にして構図を決めるなど、生徒は思い思いの表現方法で、夢中になってシャッターを切っていた。

デンマーク村の店先の展示を撮影する生徒ら

 写真教室で学んで1年半のアーケディア在住、浜田美恵子さんは「いい写真を撮ることが、なかなかできない」と、上達をまだ実感できないが、写真歴が長いクラスメートの作品を見て刺激を受け「勉強しなきゃ」と、やる気が湧くという。今回の撮影会については「仲間と出かけて、教えてもらいながら和気あいあいと、好きな写真を撮ることができて楽しかった」と喜んだ。クラスの前学期末の作品展覧会に出品したことで、やりがいを見出したといい「がんばって、少しずつ上手になりたい」と抱負を述べた。
 講師の岡田信行さんは「教室内で撮り方をいくら習っても、外に出て撮らないと、うまくならない」といい、野外撮影会の意義を強調する。生徒のソルバングでの撮影については「被写体を積極的に追いかけ、一生懸命撮っていた。実際に外に出て、生きた教材を撮ることで、上達した生徒が多く見られた」と誉めた。
 写真教室は、10月に再び撮影会を催す予定で、撮影地はサンディエゴのあまり知られていない場所を回るという。【永田潤、写真も】

ワイナリーの玄関口と大きな木を合わせて撮影する生徒たち

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