ポーターランチガス漏出事故:貯蔵施設の運営再開

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ポーターランチにあるSoCalGas社の施設入り口


 ロサンゼルス北部ポーターランチにあるSoCalGas社の天然ガス貯蔵施設で2015年10月から4カ月近くにわたって続いたガス漏出事故をめぐり、同社は7月31日、事故以来運営を停止していた貯蔵施設へのガス注入を再開したと発表した。【吉田純子、写真も】

 ガス注入の再開をめぐっては先月19日、カリフォルニア州の石油や天然ガスなどのエネルギー資源の安全性を取り締まる機関「Division of Oil, Gas and Geothermal Resources(DOGGR)」と、カリフォルニア州公益事業委員会「California Public Utilities Commission(CPUC)」が、24時間体制のモニタリングのほか、1日4回のガス井点検、毎日の赤外線カメラによる監視、職員の訓練強化など新たな安全規制のもと、限られた量であれば運営再開は安全であるとの見解を示し、ガス会社に対して貯蔵施設に天然ガスの注入を再開することを許可していた。
 これを受けLA郡はガス会社は巨大地震を想定したガス貯蔵施設の安全性に対する調査を十分に行っていないと訴えていた。しかし31日、カリフォルニア州控訴裁判所は、ガス注入の再開停止を求めるLA郡の要求を却下。ガス会社は限られた量のガスの注入を再開した。
 ガス漏出事故は2015年10月23日に発覚し、翌16年2月18日に漏出の停止が発表されるまで、4カ月近くにわたりガスが漏出。この事故で約10万7千トンのメタンガスが大気中に放出され、米史上最悪の環境災害となった。
 周辺の住民たちは全施設の閉鎖を求めている。

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