今年は初っぱなから空が賑わしい。特に今週は皆既月食と小惑星接近がニュースになっていた。
 まずは1月31日の月蝕「スーパー・ブルー・ブラッド・ムーン」。
 スーパームーンとは月が地球に普段より近づいた時(最接近時の90%以内)の満月か新月の呼び名で、それなりに大きく見える。1月31日は満月だった。最近起こった月の最接近は2016年で68年ぶりだったとか。
 ブルームーンは同じ月にある2回目の満月のことで別に青いわけではない。月の公転周期は27・3日だそうだからそう頻繁に起こるわけではないようだ。
 で、レッド(ブラッド)ムーンは月蝕時の月の色で、今回の月蝕はこの3現象が同時に起こり、米航空宇宙局(NASA)がいうところの「スーパー・ブルー・ブラッド・ムーン」とあいなった。
 小惑星のほうは「2002 AJ129」と名付けられており、太陽系を14年周期で回っている。大きさは直径0・3マイルほど。速度は時速7万6千マイル(秒速34キロメートル)で結構早い。それがちょうど2月4日のスーパーボウル開催の1時間ほど前に最接近するそうだ。
 最接近といっても、月と地球の距離の10倍以上離れたところを通過するので危険性は全くないとのこと。
 ただし、「潜在的に危険な小惑星」に区分けされているようで、今のところ1331個登録されている内の1つでもある。ズーッと未来のある日、地球に…
 彗星と小惑星の違いがいまいち分からないのでちょっと調べてみたら、どちらも周回軌道をとっていて太陽のまわりを回っている、岩や氷、その他のかたまり。
 彗星は太陽に近づいたときに太陽の熱でその成分が溶けてガス状になって尾を引いた状態の小惑星。
 普段小惑星として登録されている塊が太陽に近づいて尾を引くと、カテゴリーが彗星に変更されるそうだ。一度彗星と登録されたら太陽から離れて尾が消えても彗星扱いとなる。
 といろいろ書いてみたが分かったような分からないような。頭の上を「?」マークの星が回っている。これを観測するのも面白いかな。【徳永憲治】

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