カット野菜で時短?

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 最近、生野菜を食べることが少なくなった。ロメインレタスを煮ることを教わってからは温野菜党になった。だしで薄揚げと煮たり、豆腐と炊いたり、トマトを入れてイタリアンにも。これだと野菜がたくさん食べられる。
 5月、ロメインレタスが原因のO157感染で、加州初の死者が出たニュースに、アッと思った。地元スーパーのレタスが、問題のアリゾナ州産かどうかは分からなかったが、O157は「セ氏75度で1分間以上加熱」すれば死滅すると知っていたので不安はなかったものの、しばらくは敬遠していた。
 そして、夏本番。「ラタトゥイユ」の季節だ。私のは、ニンニクと炒めた玉ネギ、ナス、ズッキーニにカボチャ、トマトを加え、1カップの白ワインとブイヨンで煮込むだけ。味の決め手はカボチャ。おいしいカボチャに当ると、われながら大満足の1週間となる。パンやご飯に添えて毎日でも飽きない。
 タマネギの皮をむく仕事があるそうだ。へたをカットし、エアコンプレッサーで薄皮を吹き飛ばす。すごいスピードでむいていく。タマネギ産地の淡路島ではこれで生計を立てる人が多く「むきタマ業者」と呼ばれていると。何のために? そんなにタマネギを? と思ったら、「カット野菜」の需要が延びているのだそうだ。仕事を持つ主婦たちが「時短」のため利用するのだと。
 サラダ用のカット野菜はこちらのスーパーでもよく見かけていたが、日本では、炒め料理用にカットされたパックがあり。肉がセットされたものまであるらしい。家族が多いと野菜を刻む時間も馬鹿にならないとは思うが…。中学生の男の子が、炒めるだけなら…と喜んでお母さんのお手伝いをしてくれるのだと聞くと、なるほど!これも「あり」かと思うが、ちょっと気になるのは野菜の鮮度や雑菌の問題。シャキッとさせるのに薬剤が使われているとも聞くと…。
 「時短」とは会社での労働時間、作業時間の短縮のことだと思っていたが、時短家電、時短家事、時短食材、時短レシピ、時短メイクなどの文字を見ていると、この頃の人はよっぽど忙しいのだなあーと気の毒になる。【中島千絵】

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