LA市長、アジア訪問は「成功」:貿易や観光の分野で協議

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日本をはじめとするアジア諸国訪問の報告会を開催したロサンゼルス市のエリック・ガーセッティー市長=9日


 7月23日から8月1日までの10日間、日本をはじめアジア諸国を訪問したロサンゼルス市のエリック・ガーセッティー市長が9日、今回のアジア訪問の報告会を開催した。東京をはじめアジア5都市を訪問し、貿易や産業、観光などをめぐり、各都市の代表者らと協議。今回のアジア諸国訪問を「とても有意義で成功だった」と振り返った。【吉田純子、写真も】

 ガーセッティー市長は日本の東京を皮切りに、韓国ソウル、ベトナムのハノイ、ホーチミンの2都市、中国の香港を訪問。4カ国はLAの4大貿易国であると同時に、毎年多くの観光客がLAを訪れている。2017年にLA郡を訪れた観光客数でもっとも多かったのは中国で110万人、日本は34万2千人、韓国が31万5千人で、同年のLAの観光産業の51万7千人以上の雇用に貢献しているという。
 同市長は「アジア諸国との貿易や観光産業はLAの経済において非常に重要な位置を占めており、LA市民の雇用創出にもつながっている」と述べ、これらの国々とのより親密な関係構築の重要性を強調した。
 LA市の報告によると、昨年の日本とLAの貿易額は400億ドル。韓国は250億ドル、ベトナムが195億ドルだった。また南カリフォルニア地区における海外進出企業は日本がもっとも多く2541社で、従業員数はおよそ8万6千人、給与支払額は53億ドルにのぼる。
 同市長は日本には7月24、25日の2日間の日程で訪問。滞在中は日本企業のLA進出促進のため、東京で大手企業や経団連の代表者らと面会。河野太郎外務大臣や東京都の小池百合子知事とも会談した。
 小池知事とガーセッティー市長はオリンピック・パラリンピック、サステイナビリティ、災害対応、港湾、の各分野で両都市が協力していく合意書に署名。東京は2020年の五輪開催都市であり、LAは2028年の開催が決定している。東京五輪開幕まで残り2年となった24日にはカウントダウンイベントにも出席した。
 五輪をめぐりガーセッティー市長は東京とLAは共通の課題を抱えているとし、開催時における危機管理のほか、東京と同様、暑さが増すLAでの夏開催に向け暑さ対策についても意見交換したという。
 また東京五輪における女性選手の参加率の増加や、スケートボードやサーフィン、スポーツクライミング、空手といった新たに加わった競技種目についても話を聞き、「空手は日本、スケートボードはアメリカ西海岸が発祥とされており、新たな競技種目で日本とロサンゼルスの種目が加わったことをうれしく思う」と話した。
 今回のアジア諸国訪問はLAの経済成長への投資の一環として行われ、ロサンゼルス港のほか、ロサンゼルス国際空港(LAX)、ロサンゼルス観光局の代表者も同行。LA港は約15万5千ドル、LAXを運営するロサンゼルス・ワールド・エアポート(LAWA)は約16万4千ドルの計31万9千ドルの諸経費(東京とソウルでのプロモーションイベントのほか航空費、ホテル代など)を負担した。

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