夢を乗せた応援

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 われらのドジャース快勝。先手必勝とされる短期決戦の地区シリーズで、大事な緒戦をものにした。開幕から故障者が続出し、一時はどうなるかと心配したが、何とか地区6連覇を果たし、プレーオフに進んだ。昨年はワールドシリーズの最終7戦目で敗れ、涙をのんだだけに、選手とファンの雪辱に燃える執念がひしひしと伝わってくる。
 先発だった前田は、シーズン途中に救援に回ったが好調を維持。昨年のポストシーズンで見せた快投を再現し、沖縄生まれのハーフ日本人の監督を男にし「胴上げ」を見せてくれ。残った相手は、強敵ばかりで応援が必要。今季、鳴り物入りで加入した大谷のエンゼルスばかりに目をやった南カリフォルニアに住む日本人は気持ちを切り替え、ドジャースに集中し、30年ぶりという悲願の優勝を後押ししてもらいたい。
 大谷は、春先から投打の「二刀流」が冴えた。だが、投げる右腕を痛めてしまった。腕を休ませるために登板を避けた間も、打席に立ったのが信じられない。しかも、打ちまくってホームランを量産し、新人王が見えてきた。ぜひ、受賞が見たい。
 腕は回復し再びマウンドに上がり勇姿を見せたものの、再び違和感を覚えた。シーズンが終了した翌日に医師から勧められた手術を受けた。まだ、24歳でこれから。二刀流で生きていくための手術だったに違いない。リハビリを経た復帰は、投手で約1年、打者で半年ほどかかるため、手術の決断には慎重だったようだ。
 打者復帰は来季途中から見込まれ、大きなアーチを描いてもらいたい。投手は来季、完全休養という。再来年の2020年に再登板を目指すといい、本格的な二刀流を再び拝みたい。同年は東京五輪・パラと重なり賑わうため、われら日本人は気の抜けない忙しい年を覚悟しなければならない。
 そして、イチロー。今季途中から試合に出なくなり、来季以降の出場可能性の期待を残していた。そして、GMが今季終了後、それを示唆。おそらく、日本での開幕戦だろう。引退試合になるかもしれない。われわれファンの夢を乗せた応援は続く。【永田 潤】

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