数週間後に中間選挙が迫るアメリカのメディアは、酷評、中傷、誹謗が増える一方で、正直、気が滅入る。そこでだ。シリーズ化されている今回のパート4で少し楽しもう。
「エリザベス女王」
イギリスの女王なのだが、女優や王室の概念を理解してなかった幼い頃、クレオパトラを演じたエリザベス・テイラーのことを指すと思った。
「帰国子女」
なぜ女子だけなのか、女子の方が多いからなのだろうとずっと不思議に思っていた。「子」が男を表すのだった。ちなみに聖徳太子、小野妹子、蘇我馬子、山口誓子は皆男性である。
「タイガードラマ」
代表的番組なので「虎」の強いイメージを被せて呼んでいるのだと思った。「大河」ドラマだった。
「ブルーバード」
英語では大通りを「青い鳥」と表現するのか、さすが日本人とは違って、カッコいい想像力と感心した。実は違った。それに当時は、同名の車も走っていたので、勘違いに拍車をかけた。
「スーパーサラダ」
レストランでオーダーを聞かれた時、物凄い大きいサラダを注文? と思ったら「Soup or Salad(スープかサラダの選択)だった。
「Tour」
ツアーというから気軽に観光にでも出かけるのだと思ったら、軍人の兵役に従事する意味でもあった。
「ホッチキス」
初渡米で「ホゥッチーキッス」「ホォチィキスゥ」「ホチキス」と唇を縦横動かし、言い方を変えて挑んだが、全く通じなかった。「ステイプラー」だった。
「一ヶ月」
小さな「ヶ」を「か」と呼ぶのが不思議だ。「箇」や「个」の略語として変形したらしい。ちなみに「市谷(いちがや)」は新宿区の地名。東京メトロ駅名は大きい「ケ」の「市ケ谷」、都営地下鉄駅名は小さな「ヶ」の「市ヶ谷」である。
世の中には、まだまだ学ぶべきことが山ほどある。【長土居政史】