100歳祝い記念公演:観客500人超、総立ちで喝采

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藤間流日本舞踊の勘須磨師

舞台あいさつをする出演者と勘須磨師(右から4人目)、勘須都師(同3人目)

 藤間流日本舞踊の師匠、藤間勘須磨師の100歳の誕生日を祝う記念公演が18日、アラタニ劇場で行われた。長きにわたり当地で日本舞踊を教え広めた師の晴れ姿を一目見ようと、500人以上の観客が駆けつけた。

笑顔で三本締めをする勘須磨師(中央)と勘須都師(右隣)

 歌舞伎座を思わせるような「二人三番叟」の上演は、勘須磨師自らの三本締めで御開きとなり、幕が降りる中、観客からのスタンディングオーベーションは鳴り止むことなく続いた。
 当地での日本舞踊普及に大きく寄与してきた師は今年5月、100歳を迎えた。満100歳で振り付けを担当した8月の二世週祭の音頭は記憶に新しく、第一線での活躍は今も続いている。
 今回の記念公演は日米文化会館が主催となり、スミソニアン民族生活と文化遺産センター、全米日系人博物館、カリフォルニア伝統芸能同盟の協力によって企画された。

三番叟役の勘須順(左)と翁役の勘須純美(右)


 師匠の娘、勘須都師は公演後にコメントを寄せ、「師匠の100歳の誕生日をスミソニアン(学術協会)が評価したことに驚くと同時に、とても光栄に思う」と述べた。
 日米文化会館のアリソン・デラクルスさん、スミソニアン民族生活と文化遺産センターのキュレーター、ソジン・キムさん、キャサリン・ドイ・トッド判事、ポモナカレッジのレオナルド・プロンコ教授らにも感謝の意を述べた。
 この日は日本から福田康夫元総理大臣も来米し、 自身の小東京の思い出を語りつつ、勘須磨師へ祝辞を送った。
 来場者のひとりでバレー在住の舞台演出家、又村和樹さんは「勘須磨先生は 舞踊を舞台芸術として製作するこちらでは希少な方。『二人三番叟』は 国境だけでなく時代も超えた熱演だった。歌舞伎全盛期に6代目から習ったスピリットを守り通し、お弟子さんに正道を教えていらっしゃる、とあらためて実感した」と感慨深げに語った。

「二人三番叟」を踊る翁役の藤間勘須純美(右)と三番叟役の藤間勘須順(右から3番目)
楽屋で記念撮影をする(左から)藤間勘須都師、勘須磨師、
福田康夫元総理大臣、
千葉明総領事、JACCC暫定CEOデレン・モコ氏

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