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知る気づく学ぶパート5

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 長年アメリカに住むが、不思議な英語表現や発音がまだまだたくさんある。無意識に日本語と比較したり、勝手な想像や先入観で理解に苦しんだ例をシェアしよう。
 「こんにちは、勝利! ハローウィン!」って、なんともワクワクする行事名だと勘違いしていた。スペルは「Halloween」だった。

 身をひょいとかがめたり、首を引っ込めたり、すくめたりする動きの意味の動詞を(*ほぼおそらく)アヒルから由来して「Duck(ダック」と言うらしい。ところが、よくよく考えるとハトもビーバーもミーアキャットも似たような動きをする。影響力を失った役立たずの政治家を「lame duck(レームダック、脚の不自由なアヒル)」と言うが、アヒルに関する表現が多様にあるようだ。

 がんの「Cancer(キャンサー、もしくはカンサーと発音)」は、蟹座の意味もあった。古代ギリシャの医師ヒポクラテスが、がんの腫瘍がカニのように見えたことが由来らしい。二つの異なる意味は実は関連していたのだ。

 建物の正面、うわべ、見せかけの意味の単語「Facade」を、ファケイドと発音すると長らく疑いなく思っていた。フランス語から由来しており「ファサード」と発音する。ややこしい。

 「in」がつくと英単語は反対の意味になると学んだ。「capable(能力がある、有能な)」→「incapable(無能の、役立たない)」になる。しかし、「valuable(貴重な)」は、否定的になるどころか「invaluable(評価できないほど、非常に貴重な)」と尚一層肯定的に強調される。

 Contronym(コントロニム)は、二つの正反対の意味を持つ言葉。例えば「Screen」。「Sun Screen(サンスクリーン)」とか、遮る、ブロックする、隠す意味があると同時に、(映画を)上映する、見せる、の意味もある。「Clip」も、「nail clippers(爪切り)」や、(新聞記事を)切り抜くなどの意味と同時に、クリップで留める、くっつける意味もある。

 常に修業。今年も何卒よろしくお願い申し上げます!【長土居政史】

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