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時の流れと速さ

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 年を取ると、時間が早く過ぎると聞いていたが、全くそのとおり! もう4月。そして、今月で平成が終わって、新元号の令和になるという。お年寄りと明治・大正・昭和と3つの元号を生きてきたんだね! と言っていたら、平成になり4つの元号を生きて、すごいね! と話した過去が、今では自分のことになって3つの元号を生きる身となった。日本円の肖像も替える検討に入ったとか。
 いろいろ変化しているが、人間の体や気持ちは追いついているのだろうか、と思うことがある。こんなに世界に飛び出しているにもかかわらず、そこの国の習慣や考え方を理解できない、受け入れ難いなどでうまくいかない。一見うまくいっているように見えていて、何か一緒に取り組むと、こんなことは普通に分るでしょう、なんで? 何で? がいっぱいあったり、行き違いがあったりするのは、自分が育った環境から身につけた考えにとらわれて、なじめるように変化できないからではないだろうか。
 体にしても、宇宙に一般人も行ける時代になってきた。学者の研究では、宇宙に行ってきた人たちには目の問題を抱える人が多いと聞いた。宇宙での脳の圧力とか地球上と違う環境が原因とも考えられるらしい。科学が進歩し、できることが増えてきても、人の体の機能はそれほど変わらない。科学の進歩と人間の進化の速度が同じだったら、起こらないだろう。素朴な疑問であるが、肉食の西洋人の腸は日本人より短いと昔習った気がするが、菜食の人たちの腸は長くなっているのだろうか? 腸の長い人種と短い人種が結婚したらその子の腸の長さは? 気になりだしたら止まらない。
 新元号の令和が万葉集からとられたものだと発表されてから、万葉集に関する本の売れ行きが伸びているらしい。平仮名も片仮名もない時代、漢字で書かれた万葉集は難解で、解読に千年を超える研究の積み重ねがあるという。平安以降に読みやすくするために万葉学者が漢字平仮名交じりに書き直した。だから誤字もあるという。原型表記を自分なりの解釈で読み解く。万葉人の真意に近づけるか、1200年の時を戻すのもまた一興ではないか。【大石克子】

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