'

フジコ・ヘミング、デビュー20周年記念リサイタル:ディズニー・ホールで7月12日開催   

0

デビュー20周年記念して、7月12日にディズニー・コンサートホールでリサイタルを催すフジコ・ヘミング

 「奇跡のピアニスト」と呼ばれるフジコ・ヘミングがデビュー20周年を記念したリサイタルを7月12日(金)午後8時からロサンゼルス・ダウンタウンのディズニー・コンサートホール(111 S. Grand Ave.)で開催する。

 フジコ・ヘミングはロシア系スウェーデン人画家・建築家の父と日本人ピアニストの母の間にベルリンで誕生。5歳からピアノを始め、東京芸大卒業後、より本格的な演奏活動に入り、数多くの国内オーケストラと共演する。その後ドイツへ留学し、ベルリン音楽学校を優秀な成績で卒業した後、今世紀最大の作曲家・指揮者の1人といわれる、ブルーノ・マデルナにウィーンで才能を認められ、マデルナのソリストとして契約。しかし一流の証となるはずのリサイタル直前に風邪をこじらせ、聴力を失うという不運に見舞われることになる。失意の中、ストックホルムに移住し耳の治療のかたわら、音楽学校の教師の資格を得て、ピアノ教師をしながら欧州各地で演奏していた。


2年ぶりのディズニー・ホールでの公演に意欲を示すフジコ・ヘミング

 1999年にフジコの軌跡を描いたNHKのドキュメント番組「フジコ~あるピアニストの軌跡~」が放映され、大反響を巻き起こす。同年発売されたファーストCD「奇蹟のカンパネラ」は200万枚以上を超える売り上げという、クラシック界異例の大ヒットを記録し、いまだにその記録を更新している。
 2018年にはドキュメンタリー映画「フジコ・ヘミングの時間」が話題となり、日本各地で放映されロングランとなる。デビュー20周年となる今年は日本全国とヨーロッパ各地で演奏を行い、アメリカでは7年ぶりにロサンゼルスのディズニー・ホールでリサイタルを開催する。
 公演活動で多忙を極める中、猫や犬をはじめ動物愛護への関心も深く、援助を長年にわたり継続。3・11東日本大震災復興支援チャリティーコンサートと被災動物支援チャリティーコンサートといった支援活動を続けており、こうした人や動物を愛し支援することを忘れない人間味溢れる人柄も、多くのファンを魅了してやまない。
 同リサイタルの収益金の一部は、東日本大震災後に福島県相馬市に創設され、音楽を通して生きる力を育む事業を営む一般社団法人「エル・システマジャパン」へ寄付される。当日会場で限定発売のCDやDVD、絵本として出版されたフジコ自身が描いた絵も販売される。
 ▽リサイタルのプログラムは、次の通り。
 ショパン―黒鍵のエチュード、革命のエチュードなど、ドビュッシー―月の光、雨の庭、モーツァルト―トルコ行進曲つきソナタ第11番、リスト―ラ・カンパンネラなど
 フジコ・ヘミングの公式サイト―
http://fuzjko.net/
https://www.facebook.com/IngridFuzjkoHemming/
 チケットは、100ドル、75ドル、50ドルと30ドル。購入はウエブサイト―
www.musiccenter.org/tickets/Visiting-Artists/fuzjko-hemming-piano-recital/

 電話はディズニー・ホールチケット売り場、323・850・2000。
 紀伊國屋のロサンゼルス店とサンタモニカ店、マイドのトーレンス店とコスタメサ店でも購入できる。
 日本語の問い合わせは、電話424・360・0585。

フジコ・ヘミングが奏でる音色は、聴衆を魅了する

Share.

Leave A Reply