大谷選手のボブルヘッド配布:打撃フォームをかたどった3万個

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日系社会からも大挙、大きな声援

配布された大谷選手のボブルヘッドを披露するファン。左から二世週祭女王のアリス・アマノさん、パット・ナス・サマーさん、アキ、ベティ・イマムラさん夫妻

 エンゼルスの大谷翔平選手の打撃フォームをかたどったボブルヘッド人形が16日、本拠地エンゼル球場の来場者に3万個配布された。800席を押さえたオレンジ郡日系協会(OCJAA)をはじめ、日系社会からも大挙して押し寄せ、人形を手に大きな声援を送って、大谷選手の大活躍とエンゼルスの勝利を後押しした。

大谷選手のボブルヘッド目当てにテキサスからやって来たジェシー・マルドナドさん

 昨季のア・リーグ新人王で、今季も好調を維持する大谷選手の人気は高く、人形を手に入れようと試合開始2時間前から長蛇の行列が見られた。大谷選手は2安打、1打点、1盗塁を記録し、4万2千人を超えるファンの期待も応える活躍を見せ、自らの人形配布試合に花を添えた。
 大谷選手のレプリカジャージに身を包んだジェシー・マルドナドさんは、この試合だけのためにはるばるテキサス州アーリントンから飛行機に乗り、4時間かけてやってきた。ダッグアウト横の席に陣取って掲げた応援ボード「オータニのボブルヘッドをもらうために、1606マイルを旅してきた」が、場内の大スクリーンに映し出され注目を浴びた。それを見た見知らぬファンから人形を一つプレゼントされたそうで「初めて来たカリフォルニアの人はいい人。とてもいい思い出になった」と喜んだ。地元のレンジャーズとアストロズも好きというが「一番好きな選手はオータニで、追っかけている」という。その魅力は「投球と打撃のどちらもこなし、アニメの中のキャラクターのようで現実離れしているから」と語

3万個配布された大谷選手のボブルヘッド

り、来季の「二刀流」の復活に期待を寄せた。
 ハンティントンビーチに住む日系3世のパット・ナス・サマーさんは「ケンタ・マエダ」などと、主力選手の名を列挙する大のドジャーファン。だが、この日だけは大谷選手のTシャツを着て声援を送り「ピッチャーとバッターを両立させる日本から来たベーブ・ルースなので大好き」と声を弾ませた。大谷選手の人形を大切そうにバッグに納めたが「明日からはドジャーファンに戻る」と、この一夜限りのエンゼルファンであることを強調した。
 OCJAAの藤田喜美子会長によると、エンゼルスの観戦ツアーは今回が今季初めて。昨季は2回催したが、大谷選手は投打の両方でプレーし休養日があったため、2回とも出場機会がなく、会長は会員に申し訳ない気持ちでいっぱいだったという。2度続けて運に見放され「空振り2回で、2ストライクに追い込まれ、三振は絶対にしたくない。三度目の正直」と心に誓って祈り、背水の陣でこの日の試合に臨んだ。重圧の中で、先発出場を確認した瞬間は「やっと出てくれる。安心した」と、胸をなでおろしたという。
 OCJAAは、今ツアーの参加をJBA(南加日系企業協会)と南加県人会協議会にも呼びかけた結果、昨年より300人多く集まった。大谷選手が打ち上げたファウルボールを前南加県人会協議会会長の芥川義則さんの孫のレックスくん(8)が手にする幸運にも恵まれたといい、会長

大谷選手の応援ボードが多く見られた

は「大谷選手が打ち、エンゼルスが勝ち、ボブルヘッドをもらって、会員に喜んでもらい『三拍子』そろった」と、「面目躍如のファインプレー」に胸を張った。
 エンゼルスは昨年に続き、各種の日本文化を紹介するイベント「ジャパンデー」を27日(土)午後2時から5時まで、球場敷地内の駐車場広場で催す。大谷選手のイベント参加は未定。イベントの入場は無料。
 エンゼルスのチケット購入は、電話714・426・4357。ウエブサイト―
 angels/tickets【永田潤、写真も】

大谷選手を応援する横断幕を掲げるOCJAAメンバー。左から3人目が藤田会長

勝利を納め、チームメートをハイファイブする大谷選手

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