60周年を祝う記念イベントを催すロサンゼルス名古屋姉妹都市委員会の委員長:照子ワインバーグさん

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書道とかわいいグッズ集めが趣味。座右の銘は「誠心誠意」

「ロサンゼルスの人に名古屋は知られていないんですよ」。照子ワインバーグ委員長は、26日に迫ったロサンゼルス名古屋姉妹都市締結60周年行事への自身の取り組みについて語る時、こんな言葉を口にする。「日本人でもロサンゼルスと名古屋が姉妹都市だと知る人は多くない。名古屋の知名度をもっと上げたいと思い活動しています」。

 人材会社を経営し今年25年目を祝ったワインバーグ氏は、同委員会の代表を務める以外にも日系企業協会(JBA)や日米協会にも熱心に携わるなど奉仕活動に力を注ぐ。姉妹都市締結60周年記念イベントを成功に導くため、LAと名古屋を何度も往復し告知や資金集めに奔走する。その情熱の源はどこにあるのか。「子どものころからアメリカに憧れていました。私の夢を知っていた両親は、私が渡米するときに快く送り出してくれました。人材会社勤務を経て自社を立ち上げ、長くビジネスを続けられている。親への感謝の気持ちと、私を受け入れてくれた米社会に還元したいという思いの両方が私のモチベーションになっています」。
 ロサンゼルスで人気の商業施設「ザ・グローブ」で開いた5年前の「名古屋デー」では4万人の来場者に名古屋を宣伝する成果を残した。だが同時に「名古屋の知名度の低さ」も実感することに。「東京から京都や大阪へ行く観光客に立ち寄ってもらうには―」。 
 あふれ出るアイデアをすぐに実行へ移す行動力と、それを実現させる能力を持ち合わせた人材を総動員し、ワインバーグ氏は今年の3月「名古屋デー・エクスプロア・セントラルジャパン」のプレイベントをビバリーヒルズで催した。そして今、60周年記念行事へ向けたカウントダウンの段階に。
 ウエストフィールド・センチュリーシティーで開かれる今回のイベントには、前回好評だった名古屋コーチンをはじめとする食材、伝統工芸品、侍文化を伝えるサムライショーや名古屋のご当地アイドルを招聘した特別ライブ公演など、経済や観光、文化を前面にアピール。日本人には秋祭りを体験してもらう機会にもなる。
 交流継続への人材育成と教育への取り組みとしては、両都市の高校生の交換留学制度や子どもたちの絵画の交換を古くから実施。二世週祭期間中の絵画展示を終えてすぐに、LA管区の選挙事務所から絵画交換プロジェクトへの支援の申し出も飛び込んだ。「渡りに船のようなオファーを受け、今後は絵だけでなく絵を描いた子ども同士の交流も進めていきたいと考えています」。
 ワインバーグ氏の次の一手が楽しみだ。【麻生美重】

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