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加州各地で山火事多発:被害拡大予防にヤギが貢献

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 乾燥した気候と強風をもたらす季節風の影響からカリフォルニア州各地で現在山火事が頻発している。10月31日にはベンチュラ郡でも新たな山火事が発生。「マリア・ファイア」と名付けられた同山火事でこれまでに8730エーカーが延焼し、周辺住民には避難命令が発令された。一方、ヤギが山火事拡大を防ぐことに貢献し、現在注目を集めている。【吉田純子】

 マリア・ファイアは同日午後9時半ごろに発生。湿度4%という極度の乾燥と風速30〜40マイルの強風により、火の手の拡大が懸念されており、現在懸命な消火活動が行われている。
 これまでに建物2棟が全焼し、1800棟が火の手にさらされている。
 リバーサイド郡で同日発生した「46ファイア」ではこれまでに300エーカーが延焼し、周辺住民に避難命令が発令された。1日までに70%が鎮火した。
 ベンチュラ郡シミバレーで30日に発生した山火事「イージー・ファイア」では1860エーカーが延焼したが、80%が鎮火した。同地区にはロナルド・レーガン記念図書館があり、火の手がすぐ側まで迫っていたが、寸前でくい止めることに成功した。
 貢献したのはヤギ。同図書館はヤギ500頭を用意し、図書館周辺に広がる13エーカーの草地にヤギを放し、500頭のヤギたちが草を食べ、火の手が拡大するのを防いだ。同図書館にはレーガン元大統領の墓地をはじめ、政権期の公文書や大統領専用機なども保管されており、近くまで迫る山火事を警戒していた。
 一方、ロサンゼルスのゲティー美術館付近で10月28日に発生した山火事「ゲティー・ファイア」は1日までに66%が鎮火。周辺住民に出されていた避難命令は解除された。1日までの延焼面積は745エーカーで、住宅10棟が全焼し、15棟が損壊した。
 カリフォルニアワインの産地としても知られる加州北部ソノマ郡で10月23日に発生したキンケード・ファイアの1日までの延焼面積は7万7758エーカーで、68%が鎮火した。
 マリア・ファイアの避難所や道路閉鎖に関する最新情報は―www.vcemergency.com/
 イージー・ファイアに関する最新情報は―www.vcemergency.com/
 加州全域の山火事情報は―www.fire.ca.gov/incidents/

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