DTLAぶらり5000歩

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 先日25日は南加の美術館に無料で入館できる年に1度のミュージアムデー。しかもお得な特別メニューで外食ができるレストランウイークまで開催中(31日まで)。こんな日に家でくすぶっている手はないと、友人と連れ立って現代美術館MOCAに行ってみることにした。
 小東京日本村を起点に、歩いて2番街を西へ。ダブルツリーホテルを超えると町はDTLA(ダウンタウン・エルエー)という雰囲気になってくる。
 坂を上ったグランド街にディズニー・コンサートホール、ザ・ブロード美術館、それにMOCA。無料を目当ての列がすでにできていて、デートや友だち同士だけでなく、子どもを連れたファミリーもいる。家族が4人もいたらこれは本当にありがたい企画である。
 展示を楽しんだ後は、有名なエンジェルフライト(坂を上下するレトロなケーブルカー)を見ながらヒル街へ下りた。旧正月ということもあり町は人で溢れていた。アップスケールなフードコートのグランドセントラルマーケットを通り抜けて、ブロードウェー街の目当てのイタリア料理店に入った。前菜、手打ちパスタ、デザートが20ドルで食べられるお値打ちに加え、店の横に製麺小屋がありカラフルな生麺がつるされ、とてもかわいくステージングされていた。他にも、噴水や、往年の栄華を残す建築など、町中にみんなが「イイね」を押してくれそうな「インスタ映え」するスポットがある。
 インスタ映え。これは「一部を切り取った写真像」というところがミソかなと思う。まだまだ再開発途上の町には落書きや打ち捨てられた光景もあり、町中が全て美しいとはいかない。だが、かつて80年代ニューヨークのロワーイーストサイドは何もないうらぶれた町のように見えたが、ポツポツとしゃれた店が出現して、町おこしされた。DTLAも同じような雰囲気を漂わせている。
 万歩計で約5000歩の散策の最後はスプリング街のラストブックストアへ。ハリーポッターの魔法学校の図書館のような雰囲気の店内は確かに一見の価値があり、観光客でごった返していた。私もその一人、最もエンジョイしている観光客だった。【長井智子】

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