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元気で楽しく過ごすシニアたち:広がる親睦の輪、目標200人

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チャランポランの会

テーブル毎にグループを作り、クイズの答えを出す参加者

 ロサンゼルス地域在住の日本語を話すシニアが「明るく元気で楽しく過ごせるように」の趣旨で昨年4月に設立した「チャランポランの会」は会員数を増やし、100人を超えるまでに規模を拡大している。イベントを催し、会員の投稿による季刊会報誌「かわら版」発行などを通じて親睦の輪を広げ、会員数200人を目指している。

あいさつに立つ会の代表を務める鳥居欣一さん

 昨年8月に次ぐ2回目の親睦会を1月23日、トーレンスのリーダック・ゲートウエーホテルで開いた。会の発起人の1人で代表を務める鳥居欣一さんがあいさつに立ち「こんなにたくさんの人々が集まってくれるとは思わなかった」と感慨深げに喜びを表現した。「主宰は皆さんで、皆さんが楽しんでもらいたい。活動することが大事で、自分の好きなことをして、ちゃらんぽらんに生きましょう」と呼びかけた。
 同じく発起人の1人の鶴亀彰さんが、これまでの会の活動と今後について説明した。会報を3号発行、次号は4月1日を予定し「ちゃらんぽらんの会にしては、結構まじめに活動しているのでは」と控え目に胸を張った。作品の投稿を呼びかけ「誰でも書ける。みんなで作る『かわら版』なので、日々の生活の中で思うこと、感じることを書いてもらいたい」と求めた。会の趣旨を力説し「皆さんが楽しむことができるイベントをやりたい」と抱負を述べた。
 親睦会では参加者56人が弁当を広げ、歓談を楽しんだ。自己紹介し、現在住む町や出身県を話したが、やはり同郷と知ると話は弾んでいた。クイズとゲームに興じて一喜一憂し、会は盛り上がった。リタイヤした会員の多くが趣味を謳歌しており、自身が所属する短歌や詩吟、川柳、川柳絵手紙、将棋、麻雀、男声合唱団、健康体操などの同好会について説明したり、キルトの大作を披露するなど、仲間を増やそうと紹介に努めていた。

大きなキルトを広げ、作品について説明する会員

 会員の奈良佳緒里ターナーさんが講演し、メーキャップアーティストとして活躍した当時を紹介した。約15年前にテレビ東京が奈良さんを特集した1時間番組のビデオを見た後、映画制作の舞台裏やハリウッドスターが下積み時代から苦労し輝くまでの逸話を面白く話した。特集でも取り上げられ、かつて企画した大規模な着物ショーは、時代考証したそれぞれの衣装から化粧、演出に到るまで総合監督した。巨費を投じた制作は自前といい「間違った日本が紹介されてきて何遍も悔しい思いをしてきたので、正しい日本文化をハリウッドの制作者に伝えたかった」と強調。セミリタイアというが、現在も年に3度日米を行き来して日本のテレビ・ラジオ番組出演や各地での講演、メーキャップの講習、化粧品の開発など精力的に活動し、とても86歳とは思えない。参加者に向け「年をとることはすごくいいこと。みんなが大事にしてくれるので、老いを気にしないで、若い人に甘えましょう」と、笑いを誘っ

笑顔で「老いを気にしないで」と元気づける奈良さん

て締めくくった。
 会員の多くが川柳をたしなんでおり、会の発起人の1人の雲田康夫さんの発案で、人生経験豊富なシニアに最適な川柳のおもしろさを知ってもらおうと第1回LA川柳グランプリを日本から第16代川柳・尾藤川柳氏を招き3月7日にガーデナで催す。作品のテーマは「アメリカ」で、80人を募集し知恵を絞ったユニークな作品の投稿、グランプリへの参加を呼びかけている。
 雲田さんは会の立ち上げ後に闘病生活に入り日本で治療していたが、先月末に亡くなった。鶴亀さんによると、会員は悲しみの中、「雲田さんの遺志を継ごう」と、川柳グランプリの成功へ向け気持ちを一つにしているという。
 次の親睦会は、10月に開く予定で参加と入会を呼びかけている。次回は多芸多才な会員の隠れたタレントを披露するショーを計画しているという。
 会への連絡は、電話310・347・7300。メール―
 [email protected]
【永田潤、写真も】

午後のひと時を楽しんだ親睦会の参加者。前列左から3人目が鳥居代表

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