コロナ禍の旅

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 コロナウイルスの地球規模のまん延で人々の足がくぎ付けになって久しい。アメリカ国外への旅行がすべてキャンセルになってしまい、だからというわけでもないが結婚39周年を祝ってアメリカ国内旅行に出掛けた。
 ロックダウンが起きた当初、街並みからは人の姿が消え、フリーウエイもガラガラだった。最近は時間帯によってはコロナ以前の混み具合に近い時もしょっちゅうだ。午前中の便だったので少し心配だったが、渋滞に巻き込まれることはなくLAXに無事到着。
 いつも長蛇の列が待ち受けるセキュリティーゲートは、平日だったこともあってかなりスムーズ。だが搭乗間際には予想に反し、結構な数の人が集まってきて驚いた。ソーシャル・ディスタンシングをキープし中に入り、入り口で客室乗務員から消毒用ナプキンの包みをもらう。中央の通路を挟んで片側3座席は中央を空席に保ち2人掛け。ファーストクラスは2座席のうち一つのみを使用。自分の席を見つけ、もらったナプキンで肘もたれ、TVモニター、バックルやベルトといった触れる頻度の高い部分を拭いていく。機内の空調が換気されているのか気になったが、心配しても始まらないとあきらめた。
 宿泊先のホテルまではウーバーを利用。このとき以外でもほとんどのドライバーは窓を開け放っている。ホテル内の各エレベーターには消毒用アルコールのディスペンサーが設置されていた。マスク、ソーシャル・ディスタンシング、そして手すりやハンドル、エレベーターのボタンなど、よく触れられる部分に触れた後の消毒用ディスペンサーの設置もマストアイテムだ。通常多くのホテルが朝食を用意するが、今はビュッフェスタイルの食事はご法度のようだ。
 レストラン内での食事はできたが入場定員は半分。入場に時間のかかることもあったが、行く所ほぼすべて混雑はなく、気分は良い。ある催事場で展示物に関した説明が長引いた際、後から来た人たちがどんどん押し寄せてきて、かなり密の状態になってしまった。この時はさすがに恐怖心が湧いてきてその場から逃げ出した。
 取りあえず快適な旅ができたが、戻ってからまだ6日目!【清水一路】

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