Browsing: クリスマス

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 それは筆者がまだ幼稚園児だったころ、楽しい家族とのクリスマス旅行を終え、帰りの飛行機の中で起こった出来事だった。ヨーロッパからの長時間のフライトもまもなく終わりに近づき、日本上空を飛行している時だった。突然、機内アナウンスが流れ、重々しい口調で語られる言葉が耳に入ってきた。

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 行きつけの郵便局や銀行の窓口に異変が起きている。私は米国西海岸で一番大きいリタイアメントコミュニティー、ラグナウッズ市の傍に住んでいる。近所の郵便局はかつてはそこの老人たちで賑やかだった。局員は彼らの名前を覚えていて、明るく迎え、小会話を交わしながら、仕事をテキパキと片付けた。

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 1985年、熊本出身の職人がロサンゼルスに和菓子屋を開店した。日本各地で鳴らした和菓子職人の率いるこの店が、地元の茶の湯で信頼される存在となるのに時間はかからなかった。順調だった店にやがて最初の不幸が訪れ店は窮地に立たされる―。創業者家族から店を受け継ぎ再建させた妹夫婦。いくつもの困難を乗り越え不安に苛まれながらも、兄から受け継いだ職人の技を以って、今では店を順調に切り盛りする。「周りの人に助けられてここまで来た」  ロサンゼルスに残る数少ない和菓子屋のひとつ、「ちからもち」の34年の足取りを取材した。  【麻生美重】

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 年の瀬も迫り、ロサンゼルスの至る所でクリスマスのイルミネーションが街を輝かせている。クリスマスショッピングで忙しい人も多いのではないだろうか。  街はホリデーシーズン真っ盛りだが、日系社会では立て続けに悲しい知らせが届いた。コミュニティーでも活躍していた日系俳優のロドニー・カゲヤマさんと写真家のリチャード・フクハラさんの2人が今月初めに亡くなったのだ。

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 感謝祭の休日は穏やかな天候に恵まれた。加州最悪の山火事がウソのような、雨のぱらつく寒い日もあった。山火事の最中にはあれほど望まれた雨は降らず、今になって雨が降る。今度は焼け跡の土砂崩れなど、二次災害が心配される。自然はなんと情け容赦のないものか。物質を全て失った被災者にとり、これから先は、精神的になお一層辛いホリデーシーズンを迎える。

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 今年も残りわずか。12月に入るとすぐに、フレッシュなもみの木を居間に立てる。新鮮な木の精気が清々しい香りを放ってくれる。二、三日、飾りなしに、ただ深い緑の木の生気を浴びる。部屋の中に木を立てるのは、年末のこの一時だけである。

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 12月の初めにはクリスマスツリーを出す。70センチ足らずの卓上型だ。アメリカへ来た年に、根元を土ごと菰(こも)でくるんだような体裁の造木のツリーが4ドル99、ウワッ! 安っ! と嬉しくて買った。底にはその値札が付いたまま。物価の推移が分かるので、差し障りないものには値札を付けたままにしておくのが私の癖。

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 2016年も半月になるが、お正月気分をまだ味わっていない。近年、こんな新年の迎え方になっている。  元日の小東京でのお正月イベントは、年々参加者が増加しているように思える。高野山の参拝者も増加していると聞いた。

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 毎年、干支のイラスト入りで手書きの賀状を考えるのが楽しみだった。そんな年賀状を出さなくなって久しい。郷に入れば郷に従え―で、こちらへ来てからはクリスマスカードにすっぱり切り替えた。もち論、日本へは、よいお年を、の一言を付け加え、年賀も兼ねる。

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 今年もクリスマスカードや年賀状の季節となった。振り返ると人並みにたくさんのことがあった長い1年であった。積み重ねてきた仕事により一層精進することの外に、毎年何か新しいことに挑戦し、充実した時間を過ごしてきたつもりだ。

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 最近、ボランティアとは何ぞや? を考えさせられる。敬老売却をめぐる論議の中で、奉仕とかボランティアの文字を目にする機会が多くなった。聞いていると、無償であることは奉仕だとか、ボランティアは何か見返りをもらうものだとか、解釈はいろいろあるようだ。

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 杖をつき電車に乗ると携帯から目を上げた男性がさっと立って席を譲ってくれた。横にいる家内を見かけ、隣に座っていた女性も立ち上がり「奥さまどうぞ」という。お礼をいって座る。微笑ましいカップルだなあと心が温かくなる。

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