Browsing: シンガポール

特集記事
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 建国51周年を迎えた8月、リー・シェンロン首相は所信表明演説中に目まいをおこして中断して退席したものの、1時間後に復帰して演説を続けた。シンガポールは多民族・多宗教・多言語国家だから、年に一度の国政方針を語るのに、首相はまずは中国語で、その次にマレー語で、最後に英語で全てをこなすには4時間弱かかる。通訳なし、首相自らの独壇場である。

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 いまさらだが、ハローキティである。シンガポールに着任してすぐ抱いた疑問は、いったい何が彼らをこれほどまでに魅惑しているのか、というものだった。地下鉄やバスの共通パスも、昨年の建国50周年で郵便局から発売されたキャラクター人形も、キティだった。後者においては、シンガポールの多文化を表現すべく、マレー系、インド系、中華系の衣装をまとったものに、徴兵制のあるこの国らしく、ナショナル・サービスの軍服をまとったキティまで発売されていた。

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 高校生の頃から神保町の洋書店を覗くのが好きだったので、タトル出版、つまりチャールズ・E・タトルの名前には親しみをもっていた。  タトルは第2次大戦後の占領期の東京で、マッカーサー元帥直属の部隊に所属していた。バーモント州の実家は五世代にわたり存続している歴史ある出版社で、ハーバード大学卒業のタトルの東京での任務は、国会図書館の復興だったという。

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 世界地図で描かれるシンガポールは、赤いひとつの点にすぎない。その国土面積は東京都23区相当の小ささだ。チャンギ国際空港も、市内からタクシーで25分。それぞれが広大な3つのターミナルは、機能的にトラムで結ばれている。第4ターミナルも現在建設中だ。世界のハブとして、100を超えるエアラインが、320都市を結んで発着している。LAXの年間旅客数7070万人に対し、シンガポールは5410万人という。

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 「掃苔(そうたい)」という言葉を知ったのは、社会人になって何年も経ってからである。墓石についた苔を掃き清めるということから、墓参りをすることが掃苔であり、墓苑を訪ねて有名・無名の墓石を読みながらその人物の生前を偲び、記録を綴ったものが「掃苔録」というのだと、それを趣味としている上司に教わった。

ビジネス
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ヤクルトUSA代表取締役社長 清水実千男さん  昨年5月にオレンジ郡ファンテンバレーに米国初の工場が完成し、国内での製造販売を開始したヤクルトUSA社。2011年5月に同社代表取締役社長に就任した清水実千男さんに、ヤクルト製品との出会いや仕事に懸ける情熱など話を聞いた。【取材=吉田純子】

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 シンガポールの建国の父リー・クアンユー元首相が亡くなった。享年91。当地に着任して間もない頃、名所である植物園を散歩していたら、まったりとした日曜日の夕方には似つかわしくない緊張感を漂わせるゴルフカートの一群が、すぐ横を通り過ぎた。ふと、2台目のカートに座っている少し青白い肌合いの老人の横顔をみて、私にも状況が察知できた。前から歩いてきてこのカートとすれ違った人々も、興奮気味に囁く。「LKY(名前の頭文字)だ」「ミニスター・メンター!(引退後、内閣顧問を務めた際の呼称)」「ミスター・リーだ」と。

コミュニティー
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 シンガポールにラーメン店がいったいどれくらいあるのか、見当がつかない。若者が多く集まるブギス地区、とあるショッピングモールに、9店のラーメン店が集合体で営業している大型店舗がある。広いフロアは日本の田舎風にしつらえてあり、テーマパークさながらである。日本から進出してきた特徴のあるラーメンを出す店舗ばかり、軒を並べて営業しているのである。隣同士に同業他社がいるホーカーといわれるフードコート文化が根付いている当地ならではであろう。

磁針
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 「世界一安全な都市」に東京が選ばれた。これは英エコノミスト誌が発表した、世界50都市を対象にしたもっとも安全な都市ランキングだ。2位がシンガポール、3位が大阪となった。  調査は道路の質や災害時の被害状況をもとにインフラの安全性や、

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 駐在や出張先にどんな本屋があるか、気になるタイプである。売り場面積は小さいが、空間をうまく利用し、特徴ある品揃えの店に出会えれば、たちまちその町が好きになる。アメリカではマンハッタン、ボストン、サンフランシスコ、またワシントンDCにそんな本屋がある。カフェが併設されているような大型のチェーン店でも、心配りのある配架をしていたり、日本ではあり得ない書籍の大バーゲンがあったり、あるいは素敵なデザインのしおりやバッグを頂けたりすると嬉しい。ポートランドにある独立系で超大型書店のパウエルには感銘した。東京には、少なくなったとは言え、まだこのような大小二種類の本屋があるから、やはり町歩きが楽しいのである。

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