ニューノーマルの馴化を危惧
大統領選挙当日、夕方から興味津々に開票状況のニュースを追っていた。今度こそはとお祝いに備えワインとケーキも用意した。すると地図がみるみるうちに真っ赤に彩られていくではないか。4年前の悪夢がよみがえってきた。 「まさか……またか?」 絶望感のあまり、その夜は早目に就寝した。
大統領選挙当日、夕方から興味津々に開票状況のニュースを追っていた。今度こそはとお祝いに備えワインとケーキも用意した。すると地図がみるみるうちに真っ赤に彩られていくではないか。4年前の悪夢がよみがえってきた。 「まさか……またか?」 絶望感のあまり、その夜は早目に就寝した。
「いつまでも年寄りが主役ではダメです。私も年寄りです」「地域でいろいろな面でお年寄りの声は聞こえますが、若者の声が小さいです」。この若者の声を大切にすることがこれからの一番の課題だと、高齢化率全国トップの秋田県の知事が新年のあいさつで県職員に話した。なんだか素直に好感を持ってしまった。
次第に気温が上がり、夏らしくなった5月最後の日曜日に、多摩川の河原でバーベキュー(BBQ)をした。BBQというとロサンゼルスを懐かしく思い出す。気温が高くても湿度の低いLAの気候は快適、夏といえばBBQが定番だった。自宅の裏庭で、友人宅に招かれて、各地の公園や県人会の集まりで、たくさんの人たちが思い思いの一品やドリンクを持ち寄れば手軽に楽しめた。
最近の日本の若者は覇気がなく、外国へ出てみようとか冒険する気持ちがないと聞いていたが、今年出会った若者たちは、かつての若者と同じ冒険心を持っていた。ヒッチハイクでアメリカを横断しようと無謀な計画で来た二人組、全く地理が分からないのに行き当たりばったりに安ホテルを探して泊まり歩いていた若者。
昨年暮れ近く、新聞に大きく出た記事に驚きました。三菱重工業の社長が記者会見で、大型客船受注で2400億円もの大赤字を出したが、その背景には自社の恥ずべき古い体質があると語ったのです。 三菱重工といえば戦艦武蔵や零戦などを手がけ、技術力には定評のある会社です。
「年の瀬」も押し詰まってきた。といっても、アメリカに移り住み、年月がたつと、あの日本独特の「年の瀬」の感覚が薄れていく。 クリスマスが終わるやいなや、日本はまるで歌舞伎の早替わりのように「年の瀬」一色になる。
先日、取材先で同じテーブルに座ったあるご婦人がもうすぐロサンゼルスを離れサンルイスオビスポに引っ越すと言う。サンルイスオビスポはLAから車で3時間半ほど北上したワインカウンティーとしても有名な街だ。
江戸時代、長沢鼎(ながさわ かなえ)は、藩命で英国留学生としてイギリスに留学するために、13歳で薩摩の国を旅立ちました。長沢はグラマースクールから勉学に励み、コーネル大学やニューヨークでワイン醸造を学びました。