『 達 成 感 』
これまでも何度かこの欄に書いたが、私は病を抱え込み、おかげで医療機関や透析センターへ通い、さらにはリハビリ訓練と、このところ週のうち6日は自分の思い通りにならない拘束の日々を送っている。自由な時間を取れるのは日曜日の一日だけだ。
これまでも何度かこの欄に書いたが、私は病を抱え込み、おかげで医療機関や透析センターへ通い、さらにはリハビリ訓練と、このところ週のうち6日は自分の思い通りにならない拘束の日々を送っている。自由な時間を取れるのは日曜日の一日だけだ。
子どもの頃から本が好きだった。自由に本が手に入らない子ども時代は、漫画、雑誌、大人の本と片っ端から読みあさり、何度も繰り返し読んだものだ。読み出すと没入し辞められないのも困った癖だった。母親に叱られながら布団をかぶって裸電球を引き込み、朝まで読み通したことも何度
今年も追われるように時を過ごし、残りあとわずかとなった。たくさんのご縁をいただいたいい年だった。 人と人の触れあいは、袖すりあっただけの出会いで終わることもあるし、それ以上の関係になることもある。それは、何によって決められるのか
慎ちゃんは、妹の夫です。妹がどんな人と結婚するのか想像すらできなかったのですが、それは寡黙で、几帳面で、誠実な人柄が一目で分かる青年でした。夫婦で共に看護士という不規則な生活環境にも、元気でしっかり者の三人の娘たちが支えました。腎臓が悪くて長い間透析をしていた時