赤い魔法のお薬
パンデミックのおかげで時計が止まってしまった。そんな気がしてならない。曜日の感覚がなくなってきた。 時が停止している中、子供の頃の思い出がよみがえってくる。道で転んで、泣きながら家に帰ると、母が傷口に塗ってくれた「赤い魔法のお薬」のことを思い出す。「ちちんぷいぷい、痛いの痛いの、飛んでけ」。
パンデミックのおかげで時計が止まってしまった。そんな気がしてならない。曜日の感覚がなくなってきた。 時が停止している中、子供の頃の思い出がよみがえってくる。道で転んで、泣きながら家に帰ると、母が傷口に塗ってくれた「赤い魔法のお薬」のことを思い出す。「ちちんぷいぷい、痛いの痛いの、飛んでけ」。
総理大臣や東京都知事が率先して、「クラスター」「ロックダウン」「オーバーシュート」と乱発している。 これらは世界共通の統計学や分子科学の用語だから仕方あるまい、と総理は釈明するかもしれない。確かに「クラスター」を「群れ」とか「集団」とか訳すとかえって分かり難い。
昨年5月1日に即位された天皇陛下の令和最初となる23日の誕生日に先駆け、レセプションが20日、ハンコックパークの総領事公邸で開かれた。招待客約400人に和食を振る舞ってもてなし、陛下の60歳の誕生日を盛大に祝った。
ここ南カリフォルニアに住んでいると、世界からの移民が各国の文化や風習を伝えていて、日本の風俗習慣も思う存分に楽しめる。その半面、アメリカの各行事もこなさなければならず忙しい。 特にサンクスギビングからクリスマスにかけてはそう。お決まりの忘年会にクリスマス会が続き、仕事納めまで時間に追われる。
今年も師走、令和元年もそろそろ終わる。元号が万葉集からとられたというので、今年は万葉集が身近になった。ただの文学作品ではなく、当時の社会、政治状況がいろいろに絡んだ中で作られた歌が収められているという裏の解釈があることも分かった。 令和の典拠となる梅花の歌三十二首序文は、天平二年正月十三日に、と始まっておめでたい言葉が並んでいる。
今年も後半になった。リトル東京のハロウィンパーティーも年々参加者が増えて賑わった。日本に住んでいる若者がこれを聞いて、日本の真似をしてるの? というのにはビックリ。仮装はコスプレ同様に日本文化と思っているところがすごい。 ネット社会で情報が氾濫しているのに、視野が狭くなっていると聞いたことがある。
松本清張が万葉集に造詣が深いという話は以前何かで読んだことがある。清張作品には万葉集に収められている大和言葉が頻繁に出てくる。 例えば、『山峡の湯村』に出てくる「かずく(潜く)」という言葉だ。かって能登で海女だった女主人公が湖畔の水鳥がエサをとる様子を「かずく」(かづく)と表現している。
「東京を歩く会」という月一の集いを紹介され夫婦で参加を始めた。企画者の元に参加者が集まり毎月選ばれたコースをランチ込みで歩いて探索する。僕は東京生まれ東京育ちだが何と言っても東京は巨大都市で知らない所や顔も沢山あり、広さに加え実に多様な顔を持っているから月々選ばれた地域にレンズを当て歩くのは勉強になるし面白いと思った。
2019年1月29日、なんとわが羅府新報が発刊から数えて33333号を達成!! だから何なのといわれても別に大した意味はないのだが、山あり谷あり、最近は谷ばかりなのだがまだ頑張っている。 3年ほど前に経営危機にあると紙面に告知するも、読者諸氏や周りの人々の助けがあり今年もここまでやって来た。
5月より元号が令和に変わったが、『君が代』は国歌としてこれからも歌い継がれて行くだろう。『君が代』にまつわる話や政治的論争はさておき、ここでは最後の一行に出てくる『苔』と変化の話。 『君が代』の歌詞にはさざれ石が巌(いわお、岩)になり、そこに苔が生えると記述されている。