
日系農民が築いた礎、魚が飛ぶ庶民市場:シアトル(ワシントン)②
テック・シティーへと変貌を続けるシアトルで、これだけは変わらないなあと思うのは、いつも雨を待っているような曇り空と、パイク・プレイス・マーケットだ。 ダウンタウンの目抜き通りパイク・ストリートを、エリオット湾に向かってくだり、ファースト・アベニューに突き当たったところに、9エーカーの市場が広がっている。開業は1907年で、アメリカで中断することなく営業を続けている公設の市場としては最も歴史が古い。
テック・シティーへと変貌を続けるシアトルで、これだけは変わらないなあと思うのは、いつも雨を待っているような曇り空と、パイク・プレイス・マーケットだ。 ダウンタウンの目抜き通りパイク・ストリートを、エリオット湾に向かってくだり、ファースト・アベニューに突き当たったところに、9エーカーの市場が広がっている。開業は1907年で、アメリカで中断することなく営業を続けている公設の市場としては最も歴史が古い。
シアトルは、私にとって思い入れのある街だ。大学時代、春休みを利用して、シアトル大学のESLプログラムに短期留学した。世界中の留学生と友達になり、寝る時間も惜しいほど、よく学びよく遊んだ。 シアトルを訪れるのはそれ以来、20年以上ぶりになる。楽しかった青春の思い出が一気によみがえってきて、私はすっかりトシを取ったような、同時にまた若い頃に戻ったような、ワクワクした気持ちで、シアトル・タコマ国際空港に降り立った。
チェスター・ウィリアム・ニミッツは、第二次世界大戦の太平洋艦隊司令官。いわばアメリカの対日戦争における海軍トップだ。陸軍出身のダグラス・マッカーサーがあまりにも有名なので、その陰に隠れがちだが、アメリカの軍事史を語る上で欠かせない偉人である。
カリフォルニアの記録的な干ばつは、4月上旬に州知事の宣言でようやく終息。冬に降った大雨のおかげで、砂漠に花が咲き乱れ、25年に一度あるかないかという「スーパーブルーム現象」を見ようという花見客で渋滞した。
ローダイがあるサンホアキン郡は、東にそびえるシエラネバダ山脈のふもとに、細長く広がる土地だ。北からサクラメントリバー、南からサンホアキンリバーが流れ込み、ここで交わる。
北カリフォルニアのワインカントリーといえば、王道のナパやソノマ以外の新興地が穴場として注目されるようになって久しい。けれど、「ローダイ」(Lodi)といわれると、まだ首をかしげる人がいるかもしれない。