スマートホーム
3年前にスマートホームの売買に関わった時は、驚きの連続だった。居間と主寝室の壁に設置された小さなパネルで豪邸のドアの鍵、室内外の電気、噴水、全てがコントロールできる。それとスマートフォンが連結し、実際には手元のスマホですべてを操作する。 2階の寝室で寝た時に、ふと、玄関の鍵をかけたかと不安になる時がある。
3年前にスマートホームの売買に関わった時は、驚きの連続だった。居間と主寝室の壁に設置された小さなパネルで豪邸のドアの鍵、室内外の電気、噴水、全てがコントロールできる。それとスマートフォンが連結し、実際には手元のスマホですべてを操作する。 2階の寝室で寝た時に、ふと、玄関の鍵をかけたかと不安になる時がある。
先に東京に帰った時、やりたいことがあった。それは平均的住宅コンドの内部を見、出来れば住んでみたい、ということだった。われわれに共通した夢の一つに庭付きの一軒家がある。ところが人々は高い返済ローン、長い通勤時間がかかる郊外の一戸建てを捨て、都心の小さなコンドに集中しているという。
仕事柄、たくさんの家を見ている。われわれの生活の変化は、家の内装や間取りに微妙に反映して、興味深い。 15年くらい前まではまだ、濃い緑やサーモンピンク色の絨毯に、壁紙オンパレードの家が結構あった。
正月料理に飽きると鍋料理の出番だ。手元には、土鍋一つを使っての『男のええ加減料理』(石蔵文信著・講談社)。「60歳からの超入門書」とあるこの本は、両親の介護や娘の出産手伝いで近頃家を留守にすることが多い私が、その間ひとりになる夫の食生活