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磁針
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 タイトルの句は、今から30年ほども前に、当時95歳だった一世の佐藤とくさんが詠んだものである。  夏になると時々この句を思い出して呟いてみる。  当時は私も40代、1週間を10日分ほどのスケジュールで、土曜も日曜も無く仕事をしていた頃で、毎月1回地元の日系紙に送られてくる俳句グループの作品の中にこの爽やかな句を見つけて、印象に残ったのだが、最近自分が髪を洗いながら「ひと握りあるやなしやの…」を思い出し、なるほどこの気持ちかと、95歳のとくさん心の中をのぞいた気がした。

磁針
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   昔、東京郊外で育った少年の頃、『仮面ライダー』を見たかったら、土曜日の夜は友達との遊びを切り上げ、各自7時半までに必ず帰宅しなければならなかった。まだビデオもなく「録画」という概念もない。その放映時間に間に合わず見損なったら、もう二度と見られない、という時代