群馬の古代古墳特集
久しぶりに帰省した青森・弘前は、高速道路の山側にはもうリンゴが紅く熟れ始め、ススキが揺れて爽やかな風が吹いていた。 帰路は、弘前から新青森駅で新幹線。9月初旬の旅は秋晴れで、津軽平野は一面の黄色い稲穂。遠くに八甲田山脈が広がり、山裾にはリンゴ畑が連なって遠くの雲も秋の気配。
久しぶりに帰省した青森・弘前は、高速道路の山側にはもうリンゴが紅く熟れ始め、ススキが揺れて爽やかな風が吹いていた。 帰路は、弘前から新青森駅で新幹線。9月初旬の旅は秋晴れで、津軽平野は一面の黄色い稲穂。遠くに八甲田山脈が広がり、山裾にはリンゴ畑が連なって遠くの雲も秋の気配。
空気がキリっと変わる10月。病気療養中の父に異変が起きた。急ぎ帰省した数日後、家族と同居していた97歳の祖母が高齢者施設に入所した。父が救急搬送され入院したのも同じ日だった。わたしと叔父は祖母に、母は父に付き添った。 関西からは叔母二人が里帰り。すると今度は末の叔母が入院した。
シアトルを発って日本へ。この春も、私たち夫婦の3カ月の介護の旅が始まった。 福岡の私の母は、95歳。この数年は、車で1時間ほどの所に住む妹が実家に通ったり泊まり込むなどして、ひとり暮らしの母を支えている。高知の夫の両親は、94歳と91歳。同居中だった義妹が2人の毎日を支えるようになって4年になる。
ここ数年、家庭の事情で日米間を数カ月単位で移動している私たち夫婦は、この『磁針』原稿の送信をはじめ、仕事のほとんどをインターネットに頼っている。困るのは、介護のために福岡の実家に滞在する時だ。92歳の母は、コンピュータとは無縁の暮らし。