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磁針
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 今年も8月を迎えた。私のような70歳半ばを過ぎたシニアにとって、忘れられない夏がある。それは1945年(昭和20年)夏だ。東京下町で生まれ育っていた私は、その年の東京大空襲で家も学校も周囲のすべてを焼き尽くされ、両親の故郷である滋賀県へ母に連れられて身を寄せていた。

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   前に日本語と漢字の存廃に揺れた維新後の明治新政府下の動きを紹介した。似た現象が大戦の敗戦後も起きた。今回は戦後編を碩学高島俊男先生の「漢字と日本人」や他の史料を参考に駆け足ご免で辿ってみたい。  戦後、敗戦の混乱と米国の占領下、価値観が

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   8月。蒸し暑いにもかかわらず、雨も降り出した長崎の稲佐山の芝生に腰を下ろして、平和について考えました。この日、さだまさしさんの呼びかけで手弁当で集まったアーティストたちが、「長崎から東北へ」向けて歌を唄うという野外コンサートに参加したのがきっかけでした。

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   今年の日本は記録的な猛暑、68年前の8月15日も陽差しが強く、正午の重大放送の予告に多くの人たちがラジオの前に集まった。  ラジオから流れる聞き慣れない声は、初めての天皇の肉声放送であったが、雑音が混じり特殊な抑揚をともなった天皇の詔勅は特殊な言い回しも