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磁針
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 古びた印刷機は暗闇の中で静かに復活の時を待っていた―。  羅府新報社の社員通用口の傍らに一枚の白黒写真がある。写真の中の男は何かを耐え忍ぶがごとく、こわばった表情を浮かべ、カメラのレンズを見つめている。【吉田純子】

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 猛暑を極めた夏の名残りも9月のお彼岸を過ぎると嘘のように引いてゆき、各地に甚大な被害をもたらした台風15号とともに去っていった。  9月の中秋の名月には、うさぎの折り紙を両側に、お団子と梨やブドウを供え、お銚子を一本立てた。残念ながらお月見の象徴・すすきの姿はない。