入国制限中の日本へ飛ぶ
つい先頃まで人々は世界中を行き来していたのに、コロナは多くの国の門戸を閉ざし、鎖国の時代に戻ったかのようだ。入国制限や航空便の激減で日本の遠くなった思いがしている時、義母の容体が思わしくないので戻るよう連絡が入り、急きょ日本に向かうことになった。 旅はまず、運航便の確認から。
つい先頃まで人々は世界中を行き来していたのに、コロナは多くの国の門戸を閉ざし、鎖国の時代に戻ったかのようだ。入国制限や航空便の激減で日本の遠くなった思いがしている時、義母の容体が思わしくないので戻るよう連絡が入り、急きょ日本に向かうことになった。 旅はまず、運航便の確認から。
ここ南カリフォルニアに住んでいると、世界からの移民が各国の文化や風習を伝えていて、日本の風俗習慣も思う存分に楽しめる。その半面、アメリカの各行事もこなさなければならず忙しい。 特にサンクスギビングからクリスマスにかけてはそう。お決まりの忘年会にクリスマス会が続き、仕事納めまで時間に追われる。
「コラム一丁あがり!」と、心の中で呟く。もし書き起こしていたら素敵なコラムになりそう。そんなスピーチを毎週ヨガのクラスで聞いている。 彼女はいつも何気ない身近な話題から始める。息子がスマホを壊した話、テキストを連打してくる悩み多き友人、行きつけの銭湯で見つけたツバメの巣…。
新年早々ラッキーだと思った。入園料を支払わずに国立公園に入れたのだから。しかしそんなのんきな考えも束の間。まさか、政府機関の閉鎖がこんなにも長く続くとは、その時想像もしなかった。 今年の正月はジョシュアツリー国立公園を訪れた。政府機関の閉鎖措置により、筆者が行った時は公園入り口で通常ならいるはずの職員の姿はなく、訪れた人は幸運にもみな無料で入園できた。
Facebook公認ウェブページの統計によると、2017年3月の一日当りのアクティブ・ユーザー平均数は、19億4千万人を記録した。この数字は、中国(13億8千万人)やインド(13億4千万人)の人口を上回る。社会の出来事の情報を瞬時に得られるソーシャルメディアの影響力はさらに強まるだろう。
空港を出てフリーウエーに乗ると懐かしい風景。空気がカラリとし、青い空が、街の樹々やビルがお帰りなさいと広がっている。ホテル直行はもったいないと友人にわが旧居とその周辺を回ってもらった。私が4年、家内は7年ぶりのLA訪問である。
ここ数年、家庭の事情で日米間を数カ月単位で移動している私たち夫婦は、この『磁針』原稿の送信をはじめ、仕事のほとんどをインターネットに頼っている。困るのは、介護のために福岡の実家に滞在する時だ。92歳の母は、コンピュータとは無縁の暮らし。