十年一昔
十年一昔というが、10年を一くくりにして、人も社会も変化を遂げる。来年で世界同時多発テロから20年、東日本大震災から10年を数えるが、これらの歴史的事件がもたらした影響は計り知れない。今年の一大事件となった新型コロナウイルスは、今後10年以上に渡り、人の考え方や社会のシステムを変えていく。
十年一昔というが、10年を一くくりにして、人も社会も変化を遂げる。来年で世界同時多発テロから20年、東日本大震災から10年を数えるが、これらの歴史的事件がもたらした影響は計り知れない。今年の一大事件となった新型コロナウイルスは、今後10年以上に渡り、人の考え方や社会のシステムを変えていく。
ここ南カリフォルニアに住んでいると、世界からの移民が各国の文化や風習を伝えていて、日本の風俗習慣も思う存分に楽しめる。その半面、アメリカの各行事もこなさなければならず忙しい。 特にサンクスギビングからクリスマスにかけてはそう。お決まりの忘年会にクリスマス会が続き、仕事納めまで時間に追われる。
毎年、クリスマス時は、久しぶりに集まる家族や、ご無沙汰していた友人、知人へのあいさつで、一年を振り返る。滞米約40年、過ぎた日々に思いを重ねることも多い。渡米して結婚し、就職し、子供が生まれ、成長して巣立った。そしてある日、もう若くない自分の姿を鏡の中に見る。
羅府新報に入社して1カ月。霜月になった。新たな環境で新しいことを習う毎日。不惑をとうに過ぎてからの新生活は戸惑うことも多いだろうと予想していた。ペースを保ちながらも一生懸命やろうとか、多少の空回りは覚悟しておこうとか、頭の中では準備した。 だが初日、緊張はマックスに。
女心と移民法(イミグレーション規則)は前触れなしに、よく変わる―女心と秋の空が変わりやすいと言われたのは、今は昔。気象衛星の発達で天気予報は数週間先までかなり正確に予測可能になったが、移民国家アメリカの移民法は猫の目のように変わり、明日のことさえ分からない。
夫の郷里、高知で迎えた新年。正月料理は高知流に、鯖の姿ずしなどを大皿に盛りつけた「皿鉢料理」だが、少しながらおせちも準備した。 海老、昆布、豆などおせち料理の食材にはそれぞれ、「腰曲がるまでの長寿」「喜ぶ」「まめに暮らす」など意味づけがある。
娘が小学生のころからの友だちから「6月なかごろ結婚するのでブライドメイドをやってくれ」と頼まれ、いろいろと精出して手伝っていた。 ブライダルシャワー、バチェラレットパーティーはサンディエゴ、式と式のリハーサルはサンタバーバラと僕らが結婚した時より随分と派手だなーと思った。
今年、新聞記事を読んでいてフム? と思ったことなどを書いてみる。 ◇黒人差別反対の抗議者がLA市長を取り囲み、講演を中止に追い込んだという記事。フム。 簡単に銃を撃つ警官がいることも確かであり殺された人には哀悼の意を表します。
学生時代の友人夫妻に待望の第一子が誕生した。結婚して7年、なかなか妊娠できず、2年前から不妊治療を始めていた。 夫婦ともに健康状態に問題はなかったが、30代後半の妻の卵子は老化し、40代前半の夫の精子は数が少なく運動性に乏しく、体外受精後も受精卵が育たなかったり、子宮に戻しても流産してしまったりと、出産までの道のりは決して、平たんではなかったという。
師走に入ってから、暮れ、年末、年の瀬、仕事納め、忘年会などと耳にするだけで、慌ただしさを感じさせ、暇で平穏な時でさえも、日本人だからだろうが、焦燥感に駆られる錯覚に陥ることがある。おせち料理作りや年賀状書き、大掃除などと忙しく、迎春準