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 「お月見しませんか」  三世の友人TさんからEメールが届いた。  お月見ねえ。渡米44年になり、44回目の秋を迎えたが、あらためてお月見をしようなどと考えたこともなかった。  アメリカ人に日本の四季の行事など説明するときには、「日本では仲秋の名

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   朝晩冷え込む。心地よい加減だ。日中は秋晴れだ。日本晴れと表現すれば郷愁を誘われる。  今夏はいつになく雲が多く、久々に日本のような空模様を味わえた。今は宇宙の果てまで届く高い青空が頭上に広がる。これこそ、みなが憧れる「カルフォルニアの青い空」だ。見上げると

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 東京の元日は素晴らしい快晴に恵まれた。大晦日に紅白歌合戦を見て遅く寝たにもかかわらず、30分前に起きて初日の出を待つ。マンションのベランダから見える東の空に赤みが差し、まだ眠っている街の稜線の上に一筋白く飛行機雲が伸びてゆく。まだ蒼みを残した空には鎌のような三日月。