英語表現習得の機会
混沌(こんとん)とした政権にどうにか終止符を打ち、新たなる回復と安定を期待するバイデン次期大統領の就任式まで待ち遠しい。ここ4年間振り返ってみると、思いのほかプラス要点もあった。政治の仕組みの裏側に興味を持ったこと、アメリカ庶民の気質や考え方を認識したこと、そして新たな英単語や表現を習得する機会を得たことだ。
混沌(こんとん)とした政権にどうにか終止符を打ち、新たなる回復と安定を期待するバイデン次期大統領の就任式まで待ち遠しい。ここ4年間振り返ってみると、思いのほかプラス要点もあった。政治の仕組みの裏側に興味を持ったこと、アメリカ庶民の気質や考え方を認識したこと、そして新たな英単語や表現を習得する機会を得たことだ。
大統領選挙当日、夕方から興味津々に開票状況のニュースを追っていた。今度こそはとお祝いに備えワインとケーキも用意した。すると地図がみるみるうちに真っ赤に彩られていくではないか。4年前の悪夢がよみがえってきた。 「まさか……またか?」 絶望感のあまり、その夜は早目に就寝した。
アメリカ歴史上最も重要な大統領選挙まであと10日ほど。現況の世論調査では、バイデンが10%近くの差でリード。しかし油断は禁物だ。4年前ヒラリーも同様な事前優勢で見事に敗れた。まだまだ多くの隠れTファンが居そうである。 今回は期日前投票数が記録的だ。前回の投票率は55.5%。
経済力、軍事力、政治力世界一を誇り誉高いはずの先進大国のアメリカ……しかし連邦政府によるずさんなコロナ対策は、他国と被害規模を比べれば明らかに失策だ。移民、人種差別、ヘルスケアなど、未解決問題も山ほど残る。ここ4年弱のトランプによる支離滅裂な発言や行為から判断して、万が一再選され君臨し続ける限りは、この先アメリカが良い国に進展するのは到底無理だろう。
コロナがまだまだ長続きしそうだが、長年アメリカで生活していたリタイア間近の何人もの友達が、最近次々と日本に引き上げていった。自分も含め1970年代後半〜80年代の世界のリーダー的存在のアメリカに憧れ留学して以来、ずっとこちらをベースにしてきた同世代の人たちだ。
日本人なら誰もが不思議に思うのは、全米中でこれほどパンデミックの被害を被っているのにもかかわらず、まだマスク着用をかたくなに拒み続ける人がいるのはなぜか? 自分なりに調査し分析してみた。 多少古い考えだが、依然縦社会の日本では、権威ある親や医者や学校の先生から「マスクをしなさい」と指導されると、懐疑心なくまず従う。
アメリカでは、COVID・19の感染者が最近また新たに急増してきた。対策本部の一員として重要な任務を担うアンソニー・ファウチ博士は、「群衆には入るな、もし入るのならマスク着用を確認しなさい」と警告した。 ところでかれこれ10年以上も前になるが、企業用プロモーションビデオ制作の発注を受け、撮影隊クルー7人程でロサンゼルスからメキシコ、ソノラ州の養豚場まで出掛ける機会を得た。
COVID・19に関して、日本政府は先日の5月25日に、緊急事態宣言を全国的に解除した。アメリカも規制緩和ムードだが、まだまだ収まっている状況とは言い難く、内心第2の波がこないかと懸念が募る。 前回のコラムでも日本の感染者数や死者数の人口比が、アメリカと比べ圧倒的に少ないと記述した。
以前、日本で生活していた時、何かしらミスを犯すたびに、先生や親から「常識で考えなさい」と指導された。若かった当時はあまり深く考えず、「ごもっともです」と素直に受け入れて反省したものだ。 アメリカに来てから、やがては、自我の芽生えと同時に、良くも悪くも多様な個人価値がまかり通ってしまう社会に遭遇してきた。
前回のコラムで、アメリカにおけるいまだ恒常化されていない一般人マスク着用の習慣に関して記した。約1カ月後、今回はその変わりようを伝える。 先日、食料品を買い出しに近所のスーパーに出掛けた。入り口で長い列が、最低2メートルほどの間隔を空けている。なるべく目を合わせずに、無駄に喋らず、ウロウロ迷うお客さんがいたら、列の最後尾を手で示すぐらいで、じっと静かに順番を待つ。20分ほどで中に入れた。
深刻なご時世になってきた。ここ数年、T大統領の所為が社会を混沌、不安に陥れているさなか、追い打ちをかけるように新型コロナウイルス感染症がまん延している。2月、WHO(世界保健機関)は正式名称を「COVID19」と発表した。 長年不可解に思っていた日本とアメリカのマスクの習慣の違いを今回取り上げたい。
モットーは「打倒トランプ!」 まずは今夏7月民主党全国大会で候補者指名選出に向けて、アイオワ州党員集会が開始された。データ集計の波乱の中、激戦の末、中道派ピート・ブティジェッジが、急進派バーニー・サンダースを僅差でトップの座を勝ち取ったようだ。